当店のある宇佐市長洲の伝統行事、精霊(しょうろう)送りがお盆の締めに行われました。
これは、初盆の家に飾られていた御殿灯篭をお墓の前まで運び、燃やすものです。
御殿灯篭とは、職人さんがたたみ一畳位の大きさの中に山や川、神社仏閣、人などを
紙や木で模型にしたものです。据え灯篭ともいいます。
お盆の前から数日間だけ飾り、燃やしてしまいます。
これを精霊送り(灯篭流し)と言います。
長洲の人は「宵越しの金は持たない」からこういう行事ができたなどといわれます。
親族、友人、知人等で2km位の道のりをゆっくり、ゆっくり進みます。
昨日も同時刻、前後に各家の御殿灯篭、提灯が進みました。
聞こえる音楽は、”口説きです。”
のど自慢の人の見せ場です。
「もったいない~。」という声があちこちで。
今は、一ヶ所で消防車も待機の上で燃やします。
バンッ、バンッという竹の破裂する音が響きます。
強い日差しの中で行われました。
また我が家に戻り、酒盛りです。
毎年、県内のテレビニュースに流れます。
昔は、大型バスで見に来られていたようです。