中国の中央銀行、中国人民銀行は25日、1年物の定期預金金利と
貸出基準金利を、いずれも0.25%引き上げると発表しました。
中国の利上げは今年の10月以来です。
利上げの狙いは、インフレ抑制です。
中国の11月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比
5.1%に達し、インフレ懸念が強まっているからです。
日本のバブルのようにならないように、気をつけているようです。
新基準金利は定期預金が2.75%、貸出が5.81%となります。
中国では、中央銀行が市場金利を誘導する先進国のような
金融政策は採用されていないため、当局が直接、預金や貸出の
基準金利を操作します。
金利を下げる→市場にお金がでやすくなる。
金利を上げる→市場にお金がでにくくなる。
アメリカのサブプライムローンの破綻が日本にも原因があると
いわれたのが、日本の低い金利でお金を借り、それを不動産担保の
債権を証券化されたものを買って運用していたからです。
さらに余ったお金で、金や原油、穀物を買い商品市場にも影響しました。
景気がいい→金利を上げ引き締める。
景気が悪い→金利を下げお金をどんどん出す。
適度なインフレが経済には必要だと思います。