昨日の大河ドラマ「江」の中で、豊臣秀吉が金印を投げつけた
シーンがありました。
古代より中国から日本に4つの金印が贈られたとされます。
最も有名なのが教科書にも出る「漢委奴国王」の刻印。
これは、江戸時代天明4年(1784)、福岡県福岡市志賀島の農民により、
偶然発見されたとされる金印です。
一辺が約2.3cmの正方形で、高さ約2.2cm、重さは約108.7g、金性は95.1%。
真贋はいろいろな説がありますが、後漢書東夷伝に記述もあるそうです。
金印は、これ1つではありません。現在みつかっているものが、これ
1つです。最初に書きました豊臣秀吉は、属国とみなされたことに怒り、
鋳潰したそうです。
魏志倭人伝によると、 西暦238年、魏の明帝から邪馬台国の卑弥呼
に「親魏倭王」の金印が贈られています。
そして、足利義満の「日本国王之印」の4つです。
もしかすると、見つかってない記録もありもっとあったかもしれませんね。
贈ったと書きましたが実際には下賜。主君が属国のあなたをその国の王と
認めますという意味がありました。
そして四角の印の上には、紐を通す穴があり、動物の型になっています。
「漢委奴国王」の金印は、蛇 ー 蛇鈕の金印。(だちゅう)
他の3つの物は、亀 ー 亀鈕の金印です。(きっちゅう)
蛇鈕と亀鈕の他にもあり、その時代時代で、内臣外臣、蛮夷の王等の
意味があったそうです。
金印は、中国でも見つかっています(寒山古墓から蛇紐の金印)。
歴史は興味深いです。金印1つをテーマに絞って調べても飽きることない、
果てしない知の欲求が湧いてきます。
8月15日、貴金属買取相場
18金・K18 3,250円/1g プラチナ850 3,750円/1g
インゴット100g以上 4,460円/1g プラチナ900 3,950円/1g
24金・純金製品 4,250円/1g プラチナ1000 4,310円/1g
14金・K14 2,160円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。