サブプライムローンの破綻に端を発するリーマンショックから３年が経ちます。
リーマンショックとは、サブプライムローンの破綻によりアメリカの住宅バブル
崩壊による金融危機です。アメリカだけでなく欧州から世界全体に負の影響
を広く与えました。１００年に一度の金融危機と言われます。
リーマン・ブラザーズは、1850年に創立。米国第４位の規模を持つ巨大投資銀
行でしたが、2008年9月15日連邦破産法第１１章の適用を連邦裁判所に申請。
負債総額約64兆円というアメリカ史上最大の倒産劇でした。
これを機に、アメリカ経済に対する不安が広がり、今日まで続く世界的な
金融危機へと連鎖しました。
【GOLD】
まず発端のサブプライムローンとは、通常の住宅ローンの審査には通らない
ような信用度の低い人向けのローンです。通常より金利が高く設定され、収入
の低い人や永住権のない移民の人たちでも住宅を持つことができました。
これによりアメリカの住宅着工件数が伸び、住宅バブルに繋がりました。
住宅着工件数が増えれば、住宅産業は裾野が広いため、景気が良くなります。
そして住宅価格が上がれば、個人ローン大国アメリカですので、与信が上がり
さらにたくさんの買い物ができるようになります。
個人消費はアメリカ経済の生命線だからです。
そしてこのサブプライムローンを住宅ローン担保証券として証券化され、さらに
それらが債務担保証券として再証券化され、金融商品として投資家に販売さ
れました。このことによって、ローン契約した債務者の弁済先は銀行から証券
を購入した機関投資家や個人投資家へ移ることになります。金融機関にとって
は信用度の低いローンですので、証券化により販売することによってリスクの
回避ができます。
問題は様々ですが、元々根本的に収入を常識的に考えて組めない額を無理
やりローンを組んでいたことです。無理なローンのため払えなくなります。
また金融機関の営業マンが成績のため、ローンを通りやすくするために書類を
改ざんしていたなどの不正もあります。
そして、住宅価格の上昇を背景に、格付け企業がこれらの証券に高い評価を
与えていたことを忘れてはいけません。
日本は、幸いなことにこの証券をあまり買っていませんでしたので欧米各国に
比べると影響は小さくて済みましたが、長く続くゼロ金利政策のお金が、海外
の投資家に利用され、そのお金がサブプライムローン証券の購入を助長した
という事実があります。
私の考えですが、
１００年に一度の金融危機はこんな程度ですまないと思っています。
９月１３日、貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，４００円/1g プラチナ８５０ ３，８５０円/1g
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２４金・純金製品 ４，４３０円/1g プラチナ1000 ４，４２０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，３００円/1g
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