２０２０年オリンピック開催を争ったトルコ共和国は、親日国として知られます。
トルコは地政学的にアジアとヨーロッパに跨り、古来より交通の要所として栄えました。
日本では中東に分類されていますが、トルコ自国は欧州の一員としています。
１９２２年まではオスマン帝国として栄え、長らく広大な領地を持っていました。１８世紀頃
より徐々に衰退し、第一次世界大戦に参戦しましたが、敗戦によりついに事実上解体。
その後、トルコ民族のトルコ共和国となりました。
首都はアンカラ、今回の五輪立候補地イスタンブールはトルコ最大の都市です。
国土は日本の約２倍、人口は７４００万人で世界第１８位。通貨はトルコリラ。ＧＤＰは
９１００億ドルで第２２位。NATO加盟国で、ＥＵ・欧州連合へは加盟申請中です。
現在のトルコは他宗教というよりも、イスラム教の世俗派と保守派の対立が社会問題の
ようです。今回の招致でも最大のネックになりました。
トルコの漢字表記は、「土耳古」。日本への輸出はマグロです。日本で行われた２００２年
サッカーＷ杯の決勝１回戦で対決し、日本が敗れました。トルコは３位。トルコ代表のイル
ハン選手が注目されたのが思い出されます。
親日国・トルコの次のオリンピック招致活動では、応援したいですね。
【トルコ共和国 国旗】
日本との関係は良好で、親日国として知られます。有名な２つを紹介します。
１つ目は、エルトゥールル号遭難事件です。日本の使節団が欧州訪問で立ち寄った返礼
として１８９０年、オスマン帝国の「エルトゥールル号」が派遣されましたが、和歌山県沖で
台風により座礁沈没。５００人以上が死亡しましたが、地元住人が６９名を救出。その後
政府の支援まで貧しい地元住民が、自らは我慢して食糧を分け与えました。
その後、山田宗有という人が日本各地で講演を行い義捐金を集め、トルコに持っていきま
した。トルコ国内で大きく報道され、日本人に対する友好的な感情が生まれました。
２つ目は、日露戦争の勝利です。ロシアは南下政策でオスマン帝国へ圧力をかけていま
したが苦戦。そして、極東に目を向けました。極東の小国であった有色人種の日本が、巨
大な白人ロシアを破ったことで、自国の勝利のように喜びました。トルコでは、「東郷通り」
ができたり、子どもの名前に「トーゴー」や「ノギ」という名前をつける人が多数いました。
今でもいて名残りがあるそうです。
東郷平八郎（海軍大将）、乃木希典（陸軍大将）
日本人にとってトルコは、あまり馴染みがないですね。蛇足ですが、トルコという単語から
思い浮かぶのはトルコ風呂。子供の頃、どんな風呂だろうと思っていました。個室付特殊
浴場の通称として「トルコ風呂」は使われていました。今では聞かれなくなったのは、トルコ
人留学生の抗議運動によりトルコ風呂という名称は使われなくなり、ソープランドの名称に
変わったためです。日本とトルコの友好のためにも変えたのは、いいことだったですね。
今の若い人は、トルコ風呂は聞いたことがない単語かもしれません。
本日の日経平均株価は、前日比３４４円高の￥14,205。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥99.3、１ユーロ￥131.1。
２０２０年東京オリンピックを材料に、多くの銘柄が買われました。
金・プラチナ相場は、アメリカは日曜日のため休場。
２０１３．９．９ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，４３０円/1g プラチナ８５０ ４，１６０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，５５０円/1g プラチナ９００ ４，３２０円/1g
２４金・純金製品 ４，４１０円/1g プラチナ1000 ４，７４０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，５００円/1g K18/Pt850半々 ３，７２０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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