FRBによるアメリカの量的緩和縮小が進み、今年の金相場はどうなるでしょうか。
1月も末日となり、年末休暇から市場も通常に戻りました。昨年、市場全体では量的緩和縮小
を織り込みながら短期的に値動きの激しい相場が続きましたが、相場自体は動きの出始めで
あり読みやすい相場でした。
金融緩和策の終了 → ドル高および余剰資金の縮小 → 円安および金相場安
日本の金相場は、4月に最高値に迫る高騰をみせましたが、一週間後に大暴落しました。
高騰の要因は、金相場が踏みとどまっていたところに円安方向に動いたことでした。
アメリカの量的緩和縮小は、経済指標を見ながら進めたり緩めたりすることが予想され、これ
に沿う形で今年の金相場も動くでしょう。
昨年一年間で量的緩和縮小を織り込んだため現在はほぼ底値と捉えられるか、
量的緩和縮小は始まったばかりなのでまだまだ下がると考えるかに分かれます。
前者の場合、NY市場のドル建てでは短期的には激しい値動きはあっても一年を通しては
安定した相場になります。円建ては、円安方向が見込まれますので強気となります。
後者の場合は、これから数年をかけて市中のお金を引き上げますので、来年も見通しは暗く
なります。ただし、円建ては上記と同じく円安が見込めますので、そこそこは保たれますので
はないでしょうか。
アメリカは量的緩和の縮小に動きだし、日本は異次元緩和を継続します。これが基本となり
ます。日本の政策が経済指標に影響が少なければ、追加の金融緩和も十分考えられます。
為替は円安ドル高、株価は上昇。ドルが上がると金は下がり、ドルが下がると金は上昇。
(つまり今年の金は下がる公算が強い)
量的緩和はリーマンショック後の経済の立ち直りを図ったものです。リーマンショック前の金
相場は、1トロイオンス1000ドルを超えたのが2,3日。底値は、後になってみないと分かり
ませんが、1000ドルは保持できると思っています。
金はメインの経済指標ではありませんが、アメリカのマネーが年々大きくなる中、GOLDの
魅力は失われないと思います。
上がる要因下がる要因を並べましたが、結論は2014年の金相場は短期的には下落、よ
くても現在並。中期的には、ドルの動きに関係なく上昇するのではないかと思っています。
あくまで私見です。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比19.7ドル安の1トロイオンス1242.5ドル。
プラチナ相場は、前日比25.8ドル安の1トロイオンス1,380.7ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥102.3、1ユーロ¥138.6。
日経平均株価は¥14,814、NYダウは15,848.6ドル。
今日は、小春日和で暖かいくらいです。
ソチオリンピックまであと一週間です。楽しみです。
2014.1.31 貴金属買取相場
18金・K18 3,170円/1g プラチナ850 3,970円/1g
インゴット100g以上 4,200円/1g プラチナ900 4,120円/1g
24金・純金製品 4,070円/1g プラチナ1000 4,510円/1g
14金・K14 2,310円/1g K18/Pt850半々 3,500円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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