先週末発表されたアメリカの雇用統計からの、週明けのマーケットが始まりました。
本日の金相場は、NY商品取引所で前週末比0.4ドル高の1トロイオンス1088.1ドル。
プラチナ相場は、前週末比25.2ドル安の1トロイオンス914.4ドル。
原油相場はWTIで、前週末比0.42ドル安の1バレル43.87ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥123.1、1ユーロ¥132.3。
日経平均株価は¥19,556、NYダウは17,730.4ドル。
為替、株価は若干の戻りがある程度の値動き。最も大きな影響を受けているのが、
金を除くコモディティ市場です。プラチナをはじめ、原油、非鉄金属、穀物ほか、ほぼ
全面安となりました。
プラチナ相場は再び、金相場との差が広がり安値圏となっています。
下落要因の一つに、VW・フォルクスワーゲン社の排ガス不正問題も挙げられます。
プラチナの最大の需要は車の触媒です。ディーゼル車でもガソリン車でも必要なので
すが、要因にされます。
本日の国内プラチナ販売価格は、税込¥4018/1g。1Kgのインゴットをポーンと買う
のもおもしろいかもしれません。
ちなみに年初の1月6日の当店の買取価格は、¥4,160/1gです。
もう一つちなみに言うと、リーマンショック前の最高値は7,000円超でした。懐かしい。
OECD・経済協力開発機構は、2015年ー2016年の世界経済のGDP成長率
予測を引き下げました。このニュースもプラチナの下落要因で、経済が下落すれば車
が売れないので触媒需要も落ちることなど、工業用のプラチナ需要減により下落要因
となります。
プラチナ生産世界3位、創業106年のロンミン社(南アフリカ)は窮地に立たされ
ています。新株発行による4億ドルの調達と、3.7億ドルの債務の借り換え。
ロンミン社の時価総額は、2007年時点の130億ドルから現在2.2億ドルにまで縮小。
倒産、事業閉鎖などが現実味を帯びます。
プラチナ、原油などの資源安が続いていますが、負の面と正の面があります。巡り
巡って消費者に影響があるので、安ければとはなりません。高過ぎるのもダメで、
適当な価格が求められます。それが本来の市場・マーケットですが、マネーゲーム
となった現在ではそうはなりません。
2015.11.10 貴金属買取相場
18金・K18 3,440円/1g プラチナ850 3,250円/1g
インゴット100g以上 4,560円/1g プラチナ900 3,380円/1g
24金・純金製品 4,410円/1g プラチナ1000 3,700円/1g
14金・K14 2,500円/1g K18/Pt850半々 3,330円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。