ECBは追加の金融緩和と利下げを発表しましたが、市場では「失望」が広がりました。
ECB・欧州中央銀行のドラギ総裁は、資産買い入れプログラムの延長を2017年3月まで
延長することを決定。合わせて、預金金利の引き下げもしましたが、マーケットが期待し
ていた規模に満たないために、ユーロ高に振れました。
日銀黒田総裁、FRBイエレン議長、ECBドラギ総裁など先進国の中央銀行のトップは
「マーケットとの対話」を重視しながら舵取りをしますが、今回は口先介入が長すぎたこ
とに加えて、次の手を残したことが見え見えなのがダメでした。なんとなく予想できた展
開です。策士策に溺れるの典型です。
日銀黒田総裁の行った、サプライズと満額回答と言われた黒田バズーカがいかに効果的
だったかが分かります。
ロンドン外国為替市場では現在、1ドル¥122.7、1ユーロ¥133,6。
日経平均株価は¥19,504、NYダウは17 477,6ドル。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比7.4ドル高の1トロイオンス1061.2ドル。
プラチナ相場は、前日比15.1ドル高の1トロイオンス847.5ドル。
原油相場はWTIで、前日比1.14ドル高の1バレル41.08ドル。
FRB・米連邦準備制度理事会のイエレン議長は議会証言で、「今月の金融政策を決め
る会合で利上げの是非を判断する」と述べ、利上げを示唆しました。
ECB、FRBともに遅くなりましたが、やらないリスクを回避。ただし、後手の感は
否めません。
今後のマーケットは、ECBの追加緩和の影響は小さく、アメリカの利上げとペースが
注目されます。これにより、
1、円安ドル高。来年はいよいよ130円越えか。
2、新興国の通貨安に、その後の株安。特にブラジルが不安です。
3、ドル建て金相場の下落。円建ては円安により相殺。
2015.12.4 貴金属買取相場
18金・K18 3,330円/1g プラチナ850 3,010円/1g
インゴット100g以上 4,420円/1g プラチナ900 3,130円/1g
24金・純金製品 4,280円/1g プラチナ1000 3,430円/1g
14金・K14 2,430円/1g K18/Pt850半々 3,170円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。