うんちの行方
神舘和典 西川清史 共著
≪うんちの行方≫P17
トイレ→排水管→貯蔵ます→下水道管→下水処理場
下水処理場では、沈砂池→反応タンク→最終沈砂池→消毒（塩素・紫外線・オゾン）→放流
日本の列車トイレ史を見てあらためて驚くのは、解放式トイレ時代の長さだ。明治時代から
約１２０年間、線路に直接捨てていたのだ。
その間、沿線の住民からクレームが殺到。黄害と報道され、線路の安全を確認しメンテナン
スも行う保線の職員からの訴訟もあったという。それでも１００年もの間、解放式トイレの
列車は走り続けていた。P72
開発途上国には、トイレ環境がないために教育を受けられなくなる子どもまでいるのだ。
日本で暮らしていると考えも及ばない現実である。P101
大正七年とは１９１８年。この年まで、農民や屎尿業者は作物や金銭と引き換えに汲み取り
をしていた。しかし、この年に逆転。住民が金銭を支払い、汲み取りをしてもらうようにな
る。鎌倉時代から長く健全に機能していた汲み取りのシステムがピリオドを打ったのである。
P146
汲み取った屎尿は畑にある肥溜め（「野壺」ともいった）に入れる。人体から排出されて間
もない新鮮な屎尿は濃度が濃すぎて、そのまま畑に入れると作物をだめにしてしまう。P161
思えば、近代化とは「ウンチ」と「死」を忌むべきものとして人々の目の前から掻き消すこ
とだった。ウンチは水洗トイレのフラッシュひとつで我々の目前から消え去り、人は病院の
片隅でひっそりと死んでいく。だから義務教育でも「体にいい食べ物」や「明るい未来の生
活」について教えてくれるが、「正しい排便の方法」や「見苦しくない死に方」については
教えてくれない。P182
【うんちの行方 神舘和典 西川清史 共著】
たいへん興味深い雑学の本でした。「うんちの行方」、昔の列車の便所、富士山の便所、
災害時のトイレ、そして日本のトイレの歴史。ためになりました。
私も生まれて何歳かまでは、ぽっとん便所でした。思い出すと、確かにトイレ事情はよく
なったですね。現居は公共下水ですし、これからは家の外のトイレはもっときれいな有料
トイレが増えると思われます。
昔は、確かに線路にトイレットペーパーがありました。小学校の男子トイレも完全個室の
動きがあります。江戸時代の江戸は既に世界有数の大都市でしたが、ロンドンよりもパリ
よりも衛生的だったと言われます。糞尿を川や海に捨てずに、田畑の肥料としていたから
です。いま現在も韓国や中国では、トイレットペーパーを便器内に流すことすらできません。
そしてもう一つ興味深い雑学は、江戸時代に売られていた屎尿も囚人のものは売ることが
できなかったというものです。囚人は栄養状態が悪いからという理由です。現在塀の中は、
「くさい飯」ではなく「おいしい銀シャリ」となっています。罪を犯してもおいしいおまんま
にありつけます。
アメリカの労働省が発表した1月の雇用統計は、市場予想を上回り非農業部門の就業者数は
前月比51.7万増、失業率は3.4％でした。市場予想は、20万人増の3.6％。失業率は53年ぶ
りの低水準だそうです。
これにより数日前にパウエル議長の非タカ派的発言と反対の方向にマーケットが動いてい
ます。利上げはないから利上げ観測が高まり、長期金利が上がり、ドルが買われ、コモディ
ティ市場は売られました。原油相場が大きく下げています。
そして金・GOLDは、金利が付かないということでこういう場面では売られます。金・プ
ラチナ相場ともに50ドル超の下落となりました。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比53.9ドル安の1トロイオンス1,868.3ドル。
プラチナ相場は、前日比52.3ドル安の1トロイオンス980.0ドル。
原油相場はWTIで73.59ドル、ＮＹダウは33,926.0ドル。
NY外国為替市場の終値は、１ドル￥131.1、１ユーロ￥141.5、米国債10年物3.538％。
昨日の日経平均株価の終値は￥27,509、長期金利は0.480％。
2023年2月4日(土曜日) 本日の営業時間は10時-18時 明日は定休日です。
| 18金・K18 | 6,280円/1g | プラチナ850 | 3,730円/1g | |
| インゴット100ｇ以上 | 8,350円/1g | プラチナ900 | 3,950円/1g | |
| 24金・純金 | 8,100円/1g | プラチナ1000 | 4,240円/1g | |
| 14金・K14 | 4,590円/1g | K18/Pt850半々 | 4,890円/1g |
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