当店のある宇佐市長洲の伝統行事、精霊(しょうろう)送りが
お盆の締めに行われます。
これは、初盆の家に飾られていた御殿灯篭をお墓の前まで運び、燃やすものです。
御殿灯篭とは、職人さんがたたみ一畳位の大きさの中に山や川、神社仏閣、人などを
紙や木で模型にしたものです。
お盆の前から数日間だけ飾り、燃やしてしまいます。
平家の落人が京を思い灯篭を作り、平家一門の霊を慰めたのがはじまりのようです。
宇佐市内でも平家の落人の逸話は、各地区にあります。
費用がかかり、場所もとり、燃やす所もあまりないことなどから年々減っているようです。
今年は約60件の初盆の家に約20件の御殿灯篭が据えられているそうです。