ニューヨーク金先物相場(COMEX)は、前日比21.9ドル高の
1トロイオンス1039.7ドルで終えました。
一時1045.0ドルまで上昇し、1年半ぶりに最高値を更新しました。
主な要因は、2つあるようです。
1つは、湾岸産油国と中国、ロシア、日本、フランスが、石油取引の決済を、
円やユーロなど複数の通貨を組み合わせた通貨バスケットや金塊で行うことを
秘密裏に協議していたとの報道。基軸通貨としてのドルの存在感低下。
もう1つが、オーストラリアの利上げを受け、外為市場のドル相場が下落。
ドルの代替投資先である金の買いが優勢となった。
為替は、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=88円75~85銭で取引を終えた。
他にも景気回復への期待などから原油価格などが上昇や
先行きのインフレ懸念から、インフレに強いとされる金が注目されたなどです。