ニクソン・ショックとは、1971年にアメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンが
発表した、2つの大きな方針転換のことです。
1つ目は、中国訪問。
2つ目にドルと金との交換停止を宣言し、ブレトン・ウッズ体制の終了と
変動為替相場制の開始の声明です。
それまでの固定比率によるドルと金の交換を停止し、国際金融の枠組みの大幅な変化を
目指しました。
当時の通貨体制は、ドルと金との交換比率を固定し、各国通貨はドルと交換比率を固定
することで、通貨の裏付けとするブレトン・ウッズ体制下でした。
金1オンスを35米ドルと定め、そのドルに対し各国通貨の交換比率を定めました。
金本位制。
日本の円は1ドル=360円に固定されていました。