南極海での調査捕鯨が打ち切りになりました。
反捕鯨団体シーシェパードによる妨害のためでした。
今期の捕獲数は、予定の900頭の5分の1の172頭でした。
一昨日たまたまDVDで「絶対捕鯨禁止区域」というドキュメンタリー
映画を見たところでした。
映画は、シーシェパード側からの映像を中心に盛り上がることなく
終わります。捕鯨やシーシェパードの行為を良いとも悪いとも言わず
だらだらした映像でした。
ただこういう問題は結論がなく、もし捕鯨賛成と反対の立場で撮られたら、
まったく両極端な内容になりそうですが、それがないところがよかった
のかもしれません。
日本側
食文化。クジラは実際には増えている。
反捕鯨側
クジラは他の魚とは違い頭がいい。かわいそう。絶滅してしまう。
シーシェパードとは、アメリカのワシントン州に本部を置く団体です。
いろいろな国からテロ団体として指定されています。
この団体への否定的な評価としては、過激な行動による売名行為に
より多額の寄付が目的であるというものです。
環境やエコという耳ざわりのいいことを謳う偽善団体。
肯定的な意見としては、少なからず環境保護に寄与している。
オーストラリアやニュージーランドでは、クジラは貴重な観光資源なのです。
ホエールウォッチングは、人気のコースです。
ただこの問題でも日本船からの反撃が弱いため、年々エスカレートしている
そうです。殴り返さなければ、止めてくれるという考えは通じません。
仮にアメリカやロシア、中国などの船に同じ行為をすればどんな反撃が
あるでしょうか。必ず倍にして反撃します。