日本の政治、外交が相変わらずバタバタしています。
外相に続き首相の献金問題とニュースになっています。
こういったニュースは、反対勢力が問題をキャッチしてから、
タイミングをみて報道機関にリークとなっています。
国内問題では済まず、この隙を外国は突いてきます。
対ロシアでは北方四島。
対中国では尖閣諸島。
対韓国では竹島。
と日本の政治、外交が落ち着かないのをしっかり分析して、
対応の難しい領土問題を揺さぶります。
そこに信じられないニュースがありました。
民主党の兵庫県選出の土肥議員という人が、先月下旬に
「日韓キリスト教議員連盟」の日本側会長として韓国を訪問し、
日本は竹島の領有権を直ちに撤回するべきとの共同宣言文
に署名と。本人は、「うっかり」と。
うっかりでもちろん済まされない問題です。
しかしどうやら「うっかり」ではないようです。
この方の信条に基づいた行動です。
外交は両国の国益と国益の主張をぶつけ妥協点を見出す
ことですが、外国の国益を考え日本の国益を害するので
あれば、日本の国会議員の資格はないと思います。
しかしこの議員、衆議院議員として７期だそうです。
前原前外相や首相の献金問題は、私は辞めることはないと
思いますが、上議員は議員バッジを外すことを国会で
議決すべきだと思います。
献金してくれる人を一人一人調査することはできませんし、
企業献金を廃止する方向に、個人献金まで難しくなれば、
さらなる議員への報酬を上積みしなければ理が通りません。
今まで野党として正確な情報が入ってなかったり、責任も
薄かったりして、なんにでも反対していればよかったですが、
いざ政権につくと、民主党の素人さが目立ちます。
与党になり少しづつ改善されているのかもしれませんが、
勉強の場にされてはたまりません。
鳩山前首相の「首相が自衛隊の最高指揮官だと知らな
かった」という発言などはあってはならないのです。
脱官僚が一つの目玉でしたが、実際にはどっぷり官僚に
頼らなければやっていけないようです。
例えばすべての国のすべての地域の情勢を把握することは、
一人の人間にはできません。故に外務省は各国に大使や
駐在員を置きその国との付き合いや情報などを入手します。
また、厚生労働省の年金や薬害の問題をすべて把握する
ことも無理です。
官僚は公務員として狭い領域を熟知しています。
それが省や庁の組織であり、国です。
官僚を活かす、活官僚をしなければなりません。
この官僚を使わずやろうとするので無理があるのです。
天下りの問題とごちゃごちゃにしていてはダメだと思います。
その国の外交力は、政治＋経済＋軍事です。
戦後自民党が経済発展を優先し、これら外国勢力に対して、
なあなあにしてきたつけが溢れています。
民主党だけでなく、自民党の責任も大きいですね。
そしてこのような問題が起こるたびに、ナショナリズムが
高まります。ネット上では、ネトウヨ（ネット右翼）と呼ばれる人
も増えています。
外敵を作ることで、国がまとまるという考え方があります。
ご存じのように、中国や韓国では反日でデモがおきます。
中東では反米で。
国の機関による先導もあり、盛りあがります。
日本の政党やマスコミは総じて国内に敵をみつける点で
他国と違うかもしれません。
昨年、尖閣諸島の問題が中国との間で起きた時、東京、
横浜でデモがありましたが、日本のマスコミはほとんど
報道しませんでした。
地方でネットも見ない人は、日本のデモを知らないのです。
「なぜ報道しない」
そのことでまたネット上では、ナショナリズムが起きます。
このままいくと今の中東のように若者による革命が、
起きるかもしれません。
いまの若い人は元気がない覇気がない、欲がないなどと
言われますが、生活や職が安定しなければ、過激な行動に
走る要因になります。
最後にもう一つ。
最近、自民党や自民党にいた人たちから、”保守”の大事さが
叫ばれます。しかしこの人たちは、政権に何十年もいた人たち
です。では、実際に政権にいた時に何をしていたのかと問いたく
なります。
野党になったから民主党に対し左翼政権だと叫んでも、ダメだと
思います。自分たちが何をしてきて、これからはこう変わるんだと
反省がなければ、国民の信は得られません。
今日のひとり言は長くなりました。
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