アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、米国債
の長期格付けの見通しを安定的からネガティブに格下げしました。
これにより本日の相場で予想できることは、ドル安・米国債安・
金相場高です。リスク回避です。
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で前週末比
6.9ドル高の1トロイオンス1492.9ドルで終えました。
一時1498.6ドルまで上昇し、中心限月としての最高値を更新しました。
為替相場は、東京外国為替市場で現在1ドル¥82.5、1ユーロ¥117.3
となっています。再び円が上昇傾向です。
国債の相場は、落ち着いたようです。
4月19日、貴金属買取相場
18金・K18 3,000円/1g プラチナ850 4,000円/1g
インゴット100g以上 4,060円/1g プラチナ900 4,190円/1g
24金・純金製品 3,900円/1g プラチナ1000 4,590円/1g
14金・K14 2,020円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
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スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、金融ヤクザと揶揄されることも
ある格付け会社です。国、地方自治体、大企業などの財政ほかをランク付け
します。そこそこの信頼性はありますが、絶対的なものではありません。
今回の格下げの要因は、巨額の財政赤字や債務に対する警戒感。
オバマ米大統領は13日、財政赤字を2023年までに4兆ドル減らす財政
再建計画を表明したばかりでしたが、実現には疑問が投げかけられ、
就任当時の人気も勢いもありません。
日本の借金がもうすぐ1,000兆円に達しますが、アメリカのとの違いは、
日本の場合は日本の会社と個人が保有しています。
対してアメリカの場合は、外国が大量に保有しています。
日本やイギリスなどの同盟国が保有する分にはまだいいですが、なにか
あれば事を構える中国等が大量に保有していることが問題なのです。
「売るぞ」という脅しがあるのです。本当に売られてしまうと、国債の暴落に
より、さらなる財政負担が増えます。首根っこを押さえつけられています。