店舗紹介

株式会社 いらっしゃい店
お客様の大切な商品を
専門的評価で高額査定致します。

〒879-0454
大分県宇佐市法鏡寺265-1
電話:0978-25-6978
営業時間:10:00~19:00
土日祝日:10:00~18:00
定休日:第一・第三日曜日
古物営業法による表示

質屋許可
大分県公安委員会
第94107-0000010号
古物商許可
公安委員会
第94107-0000730号

全国質屋組合連合会 会員
大分県質屋組合 会員

長洲

今日は当店の地元、長洲の紹介をします。

今月、何度も書いた金高騰のテレビ番組を見て、長洲の年配の方が
ご来店下さいまして、昔の話を聞かせてもらいました。

長洲は、大分県北部にある宇佐市の小さな町です。
昔から漁業で栄えていました。
戦前、戦後のしばらくの間、ピークともいえる賑やかさがあったそうです。
戦時中には、宇佐航空隊が近くにあり兵隊さんも多かったそうです。

そして宇佐航空隊を誘致する際に、「あかせん(赤線)」と呼ばれる慰安所
が条件だったそうです。今でも数軒の建物が川沿いに並んで残っています。
子供の頃、その建物の前に友人宅があり、変わった建物だなぁといつも
思っていました。

当時あかせんが12軒、料亭が20店くらいあったそうです。

料亭と言うと一流の料理を食べる処かと思っていましたが、そうではなく
お酒を飲みながら、芸子さんの芸を楽しむための処だそうです。
福岡の飯塚市に芸子小屋があり、今の京都の芸子さんのような方がいて
華やかだったそうです。

芸子さんの道は厳しく冬の朝早くから、橋の上で三味線などの練習を
させられていたそうです。そのため芸子さんにはプライドがあったようで、
芸子さんは芸子、あかせんで働く女性は達磨芸子と呼んで卑下したそう
です。(達磨→手足がない→芸がない)

そして、旦那衆のお金を持った人たちが遊んだのだそうです。
地主、造り酒屋、着物屋、港湾のような人たちが隆盛があったそうです。

宇佐は今でこそ麦が有名ですが、当時は宇佐米として関西に航路で
送っていたそうです。景気がいいので酒を飲むので、造り酒屋が儲け
着物をたくさん買う。お金が回っていたのでしょう。

酒屋さんが儲けていたという話は、地方では多いのではないでしょうか。
当時は酒屋の店先でツケで飲ませていたそうです。聞いた話では、
ツケが貯まると不動産権利書の名義を変えさせたそうです。

当時は二軒の映画館もあり、町全体が夜遅くまで活気があったそうです。
昨年亡くなった祖母がいつも言っていたのは、
「なんでも売れる、馬の糞でも売れる。物がないので仕入れがたいへんだった。」

しかし時が経ち時代が変わりました。
農地改革で地主はいなくなり、関西のような都会でも空襲で荒廃した土地
が農地として復活されたため宇佐米は不要になり、米が関西に送れない
ので港湾が廃れ、着物から安い洋服に変わり、酒からビールに変わりました。

長洲の町は道が狭いため、車社会の到来とともに、若い世代は新しい町に
家を建てました。また、主要産業である漁業は、漁獲高は年々減り、価格は
安くなり、船の燃料のような経費は増えるという状況です。
同じように水産加工業も海外の安い製品に押されています。

長洲小学校の児童も団塊の世代の叔母さんの頃は、1300人から1400人
いたそうですが、私の頃が800人前後、現在が半分くらいだそうです。

米から麦、酒から焼酎に変わったように、新しい芽もあります。
当店の近くにある焼酎酒屋さんは、「兼八」が全国区になり有名になりました。
また麦焼酎「いいちこ」の三和酒類も宇佐市にあります。
また車産業が福岡県北九州市から当地まで伸び、漁師の子供は車産業の
工場で働く人も多くいます。ダイハツも誘致できました。

また月の最終日曜日には、「浜の市」として長洲の朝市も始まりました。
月に一回ですが、多くの人が近郊から来てくれているそうです。

近郊の人の長洲の印象は、間違いなく荒っぽいです。
言葉使い、素行、漁師町ゆえのものでしょうか。近くの町の同級生は子供の頃、
「長洲の祭りは行ったら行けん」と先生に言われていたそうです。

ピークの賑やかさからすれば見劣りするかもしれませんが、時代時代に
変化し、長洲のいいところが残ればいいですね。

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【宇佐市長洲 いらっしゃい店】

最後に来店されたご主人が、当店のことを教えてくれました。
人通りの多い中、1店舗からだけ
「いらっしゃい! いらっしゃい!」と威勢のいい大きな声がしていたそうです。
それが当店で、私の祖父です。

当時長洲ではどこのお店も「いらっしゃい!」も「いらっしゃいませ!」もなかった
そうです。それから単純に「いらっしゃい」と呼ばれるようになり、そのまま
「いらっしゃい店」になりました。

 

8月28日、貴金属買取相場

18金・K18 3,300円/1g       プラチナ850 3,850円/1g
インゴット100g以上 4,410円/1g    プラチナ900 4,050円/1g
24金・純金製品 4,250円/1g    プラチナ1000 4,430円/1g
14金・K14 2,210円/1g

上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。

日時:2011年8月28日 14:36