野田総理は、TPPに参加を表明するようです。
経団連を中心に自動車、家電メーカーは参加を望み、JAや医師会など
は不参加を唱えています。
民主党内の反対派の議員は、離党もほのめかし強硬に反対を続ける
ようですが、最後は総理判断という形で参加表明となるでしょう。
最近TVでも多く取り上げられています。同時に韓国はアメリカとFTAを
結びさらに輸出が強くなるというニュースも多く見ます。しかし、韓国国
内ではFTAの内容が公になるにつれて、反対の動きも大きくなってい
るようです。米韓FTAの批准は、アメリカでは済んでいますが、韓国で
は雲行きがあやしくなってきました。
日経新聞に恐ろしい記事がありました。米韓FTAの内容の一部です。
米韓FTAが発効してもすぐには関税率が下がらない。乗用車は韓国側
が主張した「関税の即時撤廃」が「5年後撤廃」になり、商用車について
は「米側は10年目に撤廃。韓国側は現行10%の関税を即時撤廃」に
なった。
しかも、米側には「自動車に限定したセーフガード(緊急輸入制限)条項」
が付いた。米国車に対し韓国国内で協定違反があった場合、「米側は韓
国メーカーに関税を2億ドル課することができる」決まりもある。
米韓FTAの内容のほんの一部ですが、ここまで譲歩させられています。
先月、韓国の李明博大統領は訪米し国賓級の扱いを受けたとニュース
にあり、ジャパンパッシングで日米関係が弱まるなどのコメントをしていた
人もいましたが、それだけの約束をさせられていたということだけです。
このような不平等条約を結んでまで、日米関係を強化したいですか。
そのほかの分野でもかなりのアメリカ有利の経済協定になっています。
それでも韓国は輸出にしか活路はありません。しかし、日本は経済の
構造が違います。輸出に力を入れるところは同じですが、内需もあり、
GDPに占める輸出と内需のバランスは全く違うものです。
総務省発表 2009年のGDPに占める輸出依存度
日本 11.4%
韓国 43.4%
アメリカ 7.4%
中国 24.5%
ドイツ 33.6%
さらに日本の大企業は、海外での現地生産も増やしており、関税も円高
も影響は少なくなっています。(中小企業は苦しんでいます。)
2国間の日米FTAになれば、同じように不利な経済協定になることが
予想されます。それならば、多国間のTPPの方がまだいいのではない
かという意見もあります。
アメリカもオーストラリアやニュージーランドからの乳製品などの除外を
求めています。他の国もいろいろ要求しています。
守るだけではダメ、これを機に日本の農業を変えるという意見もあります。
しかし、日本の国益を守るには、TPPは分野が多過ぎ、国力の違う国が
ほとんどです。TPPにしろ日米FTAにしろ長い目での戦略、国益の追求
をしなければなりません。それにしてもアメリカはこわい国です。
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24金・純金製品 4,320円/1g プラチナ1000 4,010円/1g
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