奈良のお土産で、蘭奢待の名前がついた和菓子を頂きました。
蘭奢待(らんじゃたい)とは、正倉院に納められている香木で秘宝です。
正式名称を黄熟香(おうじゅくこう)といいます。
蘭奢待の名は、その文字の中に「東・大・寺」の名を隠した雅名です。
蘭(東) 奢(大) 待(寺)
長さ156cm、重さ11.6kgの錐形の香木。東南アジアで産出される沈香
と呼ばれる高級香木です。
その香は「古めきしずか」と言われるそうです。
時の権威者は権力の象徴として非常に重宝しました。
これまでに足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、
明治天皇が切り取った記録があります。
平成18年、大阪大学の調査により、合わせて38ヶ所の切り取り跡が
あることが判明しています。
もっとも有名なのが、天正二年(1574)織田信長が切り取ったことです。
先日終わった大河ドラマ「江」のなかでも登場しました。憶えていますか。
正親町天皇の勅許を得、2片を切り取り、1片を正親町天皇へ献上し、
1片を自らが得ました。
その後、相国寺での茶会でその蘭奢待が焚かれたそうです。
信長と言えど蘭奢待を切り取ることが許されるはずがないという世間の
声に、軍勢を引き連れ、朝廷への圧力によって勅許を得たことにより、
自らの力を日本国中に見せつけたという風によく言われます。蘭奢待と
いう香木になどの興味ではなく、政治的に利用したというものです。
このお菓子ですが、派手なおいしさではないですが、ほんのり甘く
口の中でフワッと溶けていきます。和菓子という感じです。good!
天皇陛下に献上したお菓子だそうです。
旅行はいいですね。
12月7日、貴金属買取相場
18金・K18 3,260円/1g プラチナ850 3,270円/1g
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