ロンドンオリンピックの柔道が全て終了しました。
成績は金1個、銀3個、銅3個。
金メダル
女子57kg級・松本薫
銀メダル
60kg級・平岡拓晃、73kg級・中矢力、78kg超級・杉本美香
銅メダル
63kg級・上野順恵、66kg級・海老沼匡、90kg級・西山将士
オリンピックの度に、日本の柔道の優位性はなくなったと言われます。
オリンピックでの柔道金メダリスト数。
08年北京4人、04年アテネ8人、00年シドニー4人、96年アトランタ3人、
92年バルセロナ2人、88年ソウル1人、84年ロサンゼルス4人、
76年モントリオール3人、72年ミュンヘン3人、64年東京オリンピック3人。
04年のアテネオリンピックが特別多いだけで、実はそんなに変化がないのでは。
しかし、日本人にとって柔道競技は、オリンピックにおける最後の砦で期待が大です。
柔道の日本代表選手はたいへんです。日本で一番になるのもたいへんなら、男女すべて
の階級でオール一本勝ちを要求されます。
勝っても派手に喜ぼうものなら、「負けた選手のことを考えろ」と怒られます。
シドニー五輪の井上康生選手のオール一本勝ちは、見ていて気持ちよかったですね。
代表全員が幼少期より毎日のように練習を重ね、外国選手の数十倍の努力をしています。
その中でふるいにかけられ、努力と才能で日本代表になっています。
「柔道」をすれば間違いなく皆がメダルを取れるレベルと思います。しかし、オリンピックや
国際試合では「JUDO」をしなければなりません。”1本”を取る美しさよりも、ポイントを取り
どう審判にアピールするかという演武のJUDOです。
成績よりも柔の道を汚さないように現行通りか、メダルを取るためにJUDOをするのか、
はっきりした方がいいのかもしれません。
「精神が足りなかった」「心が弱かった」と精神論で語られます。
しかし私には、大きな敗因は力負けに見えます。
「心技体」と昔から言われますが、世界と戦うには「体技心」が必要ではないでしょうか。
どのような素晴らしい技も力で封じられてしまいます。
「柔よく剛を制す」は日本人に好まれますが、「剛よく柔を断つ」もまた嘉納治五郎の言葉。
柔剛一体 ― 柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ
嘉納治五郎 ― 講道館柔道の創始者であり柔道の父と呼ばれる。
勝つためには、なんでもいいという国も見受けられます。
道着にはすべるように柔軟剤を染みこませ、丈や袖は短く、はだけても正さず、「まて」
の声の後の関節技でケガをさせて少しでも有利になることしか考えていません。
JUDOという競技にしか興味なく、本来の「道」を理解しないのです。
柔道、剣道、空手道など日本の武術には、「道」がつきます。
相反することを言いましたが、心と体、精神と肉体、バランスは難しいですね。
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