北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射予告期間に入りました。
北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は、「一連の事情が生じ、発射時期を調整する問題
を慎重に検討している」と発表、延期を示唆しました。技術的な問題や中国の圧力など
が取り沙汰されています。
ミサイルは大別して、大気圏外まででてから落下してくる「弾道ミサイル」と、大気圏内を
動力飛翔する「巡航ミサイル」とがあります。
ちなみに北朝鮮製のミサイルは液体燃料。一般に西側諸国のものは固形燃料、東側諸国
のものは液体燃料でした。液体燃料では注入に時間がかかり、衛星などでその動きを察知
されるため即応性に問題がありました。また、液体燃料は保存が効かないという弱点があり
ましたが、技術開発で割と長期間の保存ができるようになりました。
日本政府は、ミサイルの一部が落下する危険に備え、破壊措置命令を自衛隊に発令して
います。海上配備型迎撃ミサイルを搭載したイージス艦3隻と地対空誘導弾パトリオット
ミサイルを沖縄県と首都圏に配備。
これに対し、社民党と共産党は「きな臭い」と。北朝鮮がきな臭いのではなく、日本を守る
ための配備が軍拡につながるとのことで、きな臭いそうです。どちらの国の政党でしょうか。
今回の選挙では、憲法改正・国防軍が議論されています。自民安倍総裁は自身が言うよ
うに左翼からのレッテル貼りを恐れ、トーンダウンが目立ちます。
では、自衛隊から国防軍に名前が変わると何が変わるのでしょうか。自衛隊は現在、国外
では日本の軍隊と言い、国内では憲法9条2項の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持
しない」により軍隊ではないといいます。国が軍隊を持つことは、恥ずべきことではありませ
ん。自然であり、国民を守るためには必要です。特に日本は、敵国に囲まれているのです。
自衛隊が、国内外に堂々と軍隊であると言うことにより自衛隊員の安全が格段に上がります。
PKOなどでイラクに行っても拳銃しか持たせてもらえず、相手が攻撃してこないと拳銃を撃
つことさえできません。相手は機関銃に、バズーカ砲、戦車にヘリですよ。
そして、自衛隊がオランダなど外国の軍隊に守ってもらうなど恥ずかしいことが起きています。
日本という国が恥をかかされ、なにより隊員が辱めを受けます。
世界の軍隊は日本を除き、「ネガティブリスト」で動きます。やってはいけないことだけを決め
ておく。反し日本の自衛隊は世界で唯一、「ポジティブリスト」で動かなければなりません。
やることだけを決められ、それ以外の行動は不可。手足を縛られた軍隊は弱い、ということは
隊員が過剰な危険にさらされると言うことです。
軍も憲法改正もタブーではありません。日本は戦後、軍を完全否定してきました。自衛隊や
憲法9条などというまやかしに覆われ、アメリカに国防を任せ経済に専念しました。しかし、
そろそろ当たり前の国になり、国が有する自然権が盛り込まれた憲法にすべきではないで
しょうか。そうすることが抑止力になり、平和に繋がります。
集団的自衛権や個別的自衛権などの議論をしている国は、世界中で日本だけです。
国際法にあるのは、単に「自衛権」だけです。
国防軍も憲法改正も右翼でも右傾化でもなく、世界標準いえ人類標準です。
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