政府は、愛知県と三重県沖の海底からメタンハイドレートのガスの取り出しに成功したと
発表しました。海底で分解してガスを産出したのは、世界で初めてのことです。
メタンハイドレードは燃える氷とも呼ばれ、メタンの周囲を水分子が囲み深海にあるため、
低温かつ高圧の条件で、氷状の結晶になっています。
日本近海の埋蔵量は１００年分とも１４０年分ともいわれ、日本の積年である自前のエネ
ルギーとして期待されます。また、メタンは、石油や石炭に比べて燃やした時の二酸化炭
素排出量が半分であるため、地球温暖化対策としても有望です。
今回は太平洋側での試掘ですが、日本海側にはそれを上回る有望な場所があります。
長年、このメタンハイドレードに強い期待を寄せ、政府の尻を叩いてきたのが青山繁晴氏
であります。
青山繁晴氏によると、メタンハイドレードで自前のエネルギーを持つことは、敗戦国である
日本の利益にならないと考える外務官僚により妨害されてきたそうです。
今回試掘した太平洋側よりも日本海側の採掘の方が、やりやすく質もいい可能性が高い
そうです。もし日本海側で有望な油田が見つかれば、中国や韓国は自国のものであると
主張してくることが明白なため、余計な摩擦を生むと考えるのでしょう。
度を越した配慮です。
アメリカやカナダでは、新エネルギーであるシェールガスに沸いています。二束三文で
あった土地所有者が裕福になったり、アメリカの中東政策にも大きく影響してきます。
今月初め、カナダ政府はこのシェールガスの日本への輸出を許可しました。アメリカでは、
自由貿易協定の締結国に限って輸出を許可しているため、日本へはまだです。ＴＰＰ前
にも許可となりそうです。高く買ってくれる日本へ輸出したいのです。
安価なシェールガスが北米から入ってくれば、メタンハイドレードは必要なくなります。
ということは、日本の自前のエネルギー政策はまた数十年先延ばしになり、外国に頼らな
ければならなくなります。ロシアのパイプラインという話もあり、戦後レジームに洗脳され
た人のいい口実となります。
エネルギーはベストミックスで！が、エネルギーの安全保障です。
外国のシェールガスへの過度の期待は禁物です。
日本のメタンハイドレード、中東の石油、北米のシェールガス、ロシアやインドネシアなど
からの天然ガス、現在輸出に回っている軽油など選択肢は多い方がいいです。
日本近海の深海には、メタンハイドレードの他レアメタルにレアアースほか資源大国とも
いえる豊富な資源が眠っています。
【ぼくらの祖国 青山繁晴 著】
本日午前、硫黄島（いおうとう）で日米の民間団体主催の合同慰霊式が開かれました。
日本本土への空襲を１日でも遅らせるように命を懸けた栗林忠道以下兵士１万柱の遺骨
は、まだ地中に放置されたままです。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比13.7ドル高の１トロイオンス1591.7ドル。
プラチナ相場は、前日比6.2ドル安の１トロイオンス1593.0ドル。
原油相場はＷＴＩで、前日比0.48ドル高の１バレル92.54ドル。
ＮＹダウは、14,450.0ドル。６日連続の史上最高値更新。
日経平均株価は、￥12,268。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥95.7、１ユーロ￥124.8。
２０１３．３．１３ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，７７０円/1g プラチナ８５０ ４，２８０円/1g
インゴット100ｇ以上 ５，０３０円/1g プラチナ９００ ４，４６０円/1g
２４金・純金製品 ４，８５０円/1g プラチナ1000 ４，８８０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，７５０円/1g K18/Pt850半々 ３，９５０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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