ぼくらの祖国
青山繁晴 著
すべての学ぶひと、伸びるひとへ。
すべての教えるひと、育てるひとへ。
わが胸いっぱいの敬意とともに、この共に考え、共に生きる書を捧ぐ。
なかでも、受験に苦しむ生徒に届けたい。
なぜ受験するのか、受験した先には何があるのか。
それを知ってこそ、こころを落ち着かせて学び、人生の試練に臨むことができるから。
なかでも、この日本社会で生きること、そのものに苦しむひとへ届けたい。
なぜ生きねばならないのか、生き抜いたとして、その先には無があるだけではないのか。
その問いこそ、われらを照らす光であるから。
北朝鮮の日本人拉致、東日本大震災・福島原発事故、硫黄島の現在、日本海での
メタンハイドレート採掘の現場で著者が体験、対応したこと、思うことを綴っています。
ぼくたちが、今、何をしているか、それを聞きたいんだ。
その英霊のかたがたにぼくらは、日本はこんな国になりましたと言えるんですか。
経済は繁栄したけれども、いまだ国軍すらないから隣国に国民を拉致されて、された
まま救えず、憲法はアメリカが原案を英語でつくったまま、そして子が親をあやめ、親
が子をあやめ、さらにいじめられた子が自殺する。
そういう国に成り果ててしまいましたと、この英霊に言えるのか。
ぼくたちの一番の責任はそこでしょう。
福島原発事故後、初めて内部の映像を映したのが著者でした。憶えていますか?
日本のメディアは、怖くて近づきもしませんでしたが著者は潜入。作業員が言ったこと。
「日当?そんなもん、しらん。ここにいる奴はみんな、青山さん、あなたが見ている通り
ね、おれたちがやらなきゃ誰がやる、福島県民のため、日本国民のためにやっている
んだよ」
映像を公開したあと、捜査当局の高級幹部から「青山さん、あんたを逮捕しろと、首相
官邸が動いているよ」と電話がかかってきた。
しかし、捜査幹部は断言した。「逮捕などしない。正式な許可を得ているから容疑がな
い」。そして「出すべき情報を国民に出さないほうが悪い」、こう言った。
三島由紀夫や西尾幹二さんのような文章に芸術性はないのですが、著者の表現は
感情をストレートに出し心に響きます。行動している裏付けがあることも大きいです。
硫黄島での話はグッときます。涙してしまいました。
本を読みなれていない方も大きな字で読みやすいです。是非、一読をお勧めします。
一度、「祖国」というものを振り返ってみませんか。
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