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マッカーサー憲法

國破れてマッカーサー
西 鋭夫 著

ダグラス・マッカーサー Douglas MacArthur 1880年1月26日ー1964年4月5日。
日本占領連合国軍・GHQの最高司令官。

アメリカは極秘文書を30年後に公開する原則があります。著者は初めて、この極秘文書
に目を通し博士論文を書き上げました。その論文が、シンクタンクのフーバー研究所の目
に留まり協力を得、「Unconditional democracy」という生の機密文書を使って書かれた
最初の本になったそうです。その本を書き改めたものが本書です。

アメリカが国際法を無視し、事後法で勝者が敗者を裁き、敗戦国の憲法、宗教、思想にま
で手にかけたGHQ占領政策を詳しく解説しています。

第一部 誇りの埋葬
第二部 戦後の悲劇「平和教育」
第三部 終わらぬ「戦後」の始まり

己を顧みず、国の歴史となんの絆も持たず、国の栄光と失望、夢と後悔、誇りと反省など
には目もくれず、ひたすら「物・富」を追いかける今の日本の姿は、飢えていた五歳の私と
同じではないのか。
我々の「誇り」は第九条の中に埋葬されている。
日本国民は、戦後、第九条があるから日本が「平和」でおられたと信じている。そのように
教育されてきた。今でも、そう教えこむ。
アメリカは、自国の国益を守るため、あの勇猛日本、あの「神風特攻隊」を生み出す日本、
国のために玉砕する日本人を二度と見たくなかった。我々日本人から「命をかけても護ら
なければならないもの」を抹殺しなければ、いつまた日本が息を吹き返し、強い国になり、
太平洋で、アジアで、アメリカの進出を邪魔するかもしれない、アメリカに報復するかもし
れないと恐れていた。
日本の文化から、日本の歴史から、日本人の意識から、「魂」を抜き去り、アメリカが「安全
である」と吟味したものだけを、学校教育で徹底させるべし。マッカーサー元帥の命令一声
で、日本教育が大改革させられたのは、アメリカの国防と繁栄という最も重要な国益があっ
たからだ。
アメリカが恐れ戦いた「日本人の愛国心」を殺すために陰謀作成「洗脳」を、日本は今でさ
え「平和教育」と呼び、亡国教育に現を抜かしている。

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【國破れてマッカーサー   西 鋭夫 著】

この本の中で最も訴えていることは、憲法と教育です。
平和教育という泡沫の夢で現(うつつ)を抜かし、誰も国を護らない憲法によりアメリカ
依存を永久化され、愛国心を訴える者には右翼の名をきせるこの国を憂いています。

日本国憲法9条1項】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の
発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決す
る手段としては、永久にこれを放棄する。
【日本国憲法9条2項】
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

私が何故これほどまで強く第九条に反対意見を突きつけるのか。第九条は「平和の美徳」
や「戦争の悪」という「善悪の問題」以前の問題であると思うからだ。
第九条は、「生きる本能」、命を護る「自衛本能」を否定する。
第九条は、男が女や子供を護る「本能」を「悪」とする。親が子を護る、子が親を護るという
「生命」の自然な「本能」を、「戦争」「武力の行使」と卑下した幼稚な空想が第九条。
第九条は「本能禁止令」。(本書より)

第九条は「愛国心」の墓。であると断罪しています。

マッカーサーは日米開戦時、フィリピン駐屯のアメリカ極東軍司令官でした。
攻めてくる日本軍に対してマッカーサーは為す術もなくマニラを撤退。その後、有名な
「I shall return」という言葉を残し、オーストラリアに逃げました。プライドが高く、黄色
人種である日本人を見下していたことから、屈辱は計り知れないほど大きく、その後の
日本占領政策は復讐の意が込められました。(日本は12歳の少年)

そして、日本占領政策を終えた暁には、アメリカ大統領の椅子も狙っていましたが、夢
に終わりました。1951年4月19日、更迭後の議会での退任演説。
「Old soldiers never die, they just fade away.」(老兵は死なず、ただ消え去るのみ)
もまた有名です。

戦中戦後、日本で歌われた「比島決戦の歌」(作詞・西条八十 作曲・古関裕而)。
「いざ来いニミッツ・マッカーサー、出てくりゃ地獄に逆落とし」

もう一つ有名な1945年9月27日、昭和天皇との初会談。
後に書いた回顧録の中で、昭和天皇は命乞いに来たと思っていたが、「戦争の全責任
は私にある。私は死刑も覚悟しており、私の命はすべて司令部に委ねる。どうか国民が
生活に困らぬよう連合国にお願いしたい」と述べたと語っています。

マッカーサーは、天皇陛下の”勇気”ある態度に感動し、「日本の最上の紳士」であると
敬服したそうです。連合国司令官として迎えも見送りもしないつもりでしたが、感銘を受
けたマッカーサーは昭和天皇を車まで見送り、慌てて戻ったそうです。

「あんな誠実な人間は見たことがない」と発言。
回顧録の中で、「この勇気ある態度は、私の魂までも震わせた」。

この会談の内容は、昭和天皇は後に一切語らず、マッカーサーは回顧録の中で、そして、
通訳を務めたフォービン・バワーズ氏は取材に応じ動画で残っています。バワーズ氏は、
天皇は「私はどうなってもいいが天皇の名のもとに戦った人々を救ってほしい」と語り、
マッカーサーは日本の将来に天皇は欠かせないと確信したようだと述べています。

600ページにおよぶ読み応えのある良書でした。
眠っている資料を呼び起こし、占領から抜け出せない日本国民に熱く語りかけています。

この状況を映画化したのが、今月27日より公開されている「終戦のエンペラー」です。
このブログを書いた後で知りました。偶然です。

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日時:2013年7月19日 10:30