海賊とよばれた男
百田尚樹 著
普段本は、ノンフィクションしか読みませんが、「永遠の0」の著者・百田さんの作品とあって
読みたくなりました。「世界は再び驚倒するであろう」、終戦直後のこのセリフに魅かれました。
小説の主人公・國岡鐵造のモデルは、出光興産の創業者の出光佐三。
出光佐三(いでみつ さぞう)1885年8月22日ー1981年3月7日
福岡県赤間村(現在の宗像市)出身。幼少より目が悪かったそうです。
先祖は宇佐氏一族の出で、出光氏も宇佐神宮の大宮司に一時なっていたそうです。
死去した際に昭和天皇が詠まれた歌。
「出光佐三逝く 三月七日 国のため ひとよつらぬき 尽くしたる きみまた去りぬ さびしと思ふ」
著者の百田さんが出光佐三を描こうと思ったきっかけが、日章丸事件(1953年)。
イギリスとの関係が悪化していたイランから石油を輸入したことが国際問題となり、世界を
あっと言わせた事件。英・アングロイラニアン社は、積荷の石油の所有権を主張し、東京地方
裁判所に提訴しました。訴訟は、出光が勝訴し国民を勇気づけました。
1914年に始まった第一次世界大戦は、先進諸国に石油の重要性を知らせた。フランスの
首相クレマンソーがアメリカ大統領に送った「石油の一滴は血の一滴」という電報文は象徴的
な言葉になった。(本書より抜粋)
400ページ弱の上下2巻ですので時間がかかりましたが、おもしろく勉強になりました。
当然、出光石油に対する好印象を持ちました。出光佐三が貫いた想いが、死後も会社の財産
になることはすごいことです。「永遠の0」と同じく映画化されるでしょうが、誰が演じれるので
しょうか。
それと作家という職の知の探検に感心しました。知らないことは多いですね。
出光佐三さんの著書、「マルクスが日本に生まれていたら」を早速アマゾンに注文しました。
海賊と言えば鎌倉時代の「倭寇」を教科書で習ったのを覚えていますでしょうか。
初期の倭寇は、元寇による復讐の意味もあり、日本人(一部朝鮮人)により朝鮮や中国沿岸
で海賊行為が行われました。しかし、次第に中国人(一部朝鮮人)が多数を占めるようになり
ました。中国人や韓国人は、今でも悪い事をした時には日本人と名乗りますが、600年前も
同じなのが興味深いです。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比8.7ドル安の1トロイオンス1251.2ドル。
プラチナ相場は、前日比13.2ドル安の1トロイオンス1,371.8ドル。
原油相場はWTIで、前日比0.76ドル高の1バレル97.19ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥101.3、1ユーロ¥137.0。
日経平均株価は¥14,180、NYダウは15,445.2ドル。
2014.2.5 貴金属買取相場
18金・K18 3,160円/1g プラチナ850 3,900円/1g
インゴット100g以上 4,190円/1g プラチナ900 4,050円/1g
24金・純金製品 4,060円/1g プラチナ1000 4,440円/1g
14金・K14 2,300円/1g K18/Pt850半々 3,460円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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