発表された7ー9月期のGDP・国内総生産の速報値は、前期比0.4%減、年率換算で1.6%
マイナスとなりました。
要因は、4月に行われた消費税増と冷夏。GDPがマイナスとなったことで、消費税の再増税
は難しくなり12月の選挙が、現実味を帯びてきました。明日、安倍総理から表明。
テレビでは増税回避のリスクに重点が置かれた番組作りで、コメンテーターはアベノミクスの
失敗を主張します。つい最近までは増税のリスクを強調していましたが、節操がないです。
アベノミクスの効果に疑問符という主張があります。数字で見ると明らかです。
≪1、所得≫
経団連が発表した大手企業の冬のボーナスは昨年比5.78%の伸びで、2年連続の5%超の
伸びはバブル時期の91年以来。
労務行政研究所は調査結果を発表し、2014年度の平均年収は前年度比17万円増の約
503万円としました。対象271社。
≪2、雇用≫
失業率推移
2010年5.04% 2011年4.57% 2012年4.34% 2013年4.03% 2014年3.71%
有効求人倍率
2010年0.52 2011年0.65 2012年0.80 2013年0.93 2014年9月1.12
≪3、株価・為替推移≫数値は終値ではなく、当店HPの数値。
2011年3月10日の東日本大震災前日の相場。(菅政権)
東京外国為替市場、1ドル¥82.8、1ユーロ¥115.2。日経平均株価、¥10,434。
2012年9月28日の自民党総裁選前日の相場。(野田政権)
東京外国為替市場、1ドル¥77.7、1ユーロ¥100.2。日経平均株価、¥8,906。
2012年11月15日の野田総理と安倍総裁党首討論翌日の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥80.1、1ユーロ¥102.1。日経平均株価、¥8,829。
2012年12月17日の衆議院総選挙翌日の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥84.0、1ユーロ¥110.5。日経平均株価、¥9,886。
2013年3月13日の日銀・黒田総裁決定前日の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥95.7、1ユーロ¥124.8。日経平均株価、¥12,268。
2013年7月22日の参院選翌日の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥99.8、1ユーロ¥131.4。日経平均株価、¥14,528。
2014年11月4日の日銀の追加緩和発表の翌営業日の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥113.4、1ユーロ¥141.9。日経平均株価、¥16,862。
2014年11月14日の先週末の相場。
東京外国為替市場、1ドル¥115.9、1ユーロ¥144.4。日経平均株価は¥17,330。
民主党政権時、リーマンショックの対応にアメリカ・EUに後れをとり、1ドル70円台、1ユー
ロ100円まで円高が進み、国内企業は工場を海外に移転させ雇用が失われました。また、
株価の回復も遅れ、海外投資家は日本売りを進め、ジャパン・パッシングと揶揄されました。
安倍自民党総裁誕生、安倍政権樹立、地盤が強固になるにつれ株価上昇、為替も正常な
値に近づきます。「どの日付の相場がいいですか?」、この質問に尽きます。
アベノミクスの第4の矢とも言われる、東京オリンピック招致成功。少なくとも6年後の未来
が明るくなりました。
アベノミクスの効果は庶民には関係ない?中小企業には、円安のデメリットばかり?
実質所得は下がっている?
日本が失われた20年と呼ばれるデフレに陥った元凶は、こういったネガティブなイメージ操
作によるもののように感じます。経済において、給与が上がった後に企業業績がよくなるな
どはあり得ません。企業業績が好調の後に、所得が上がる順番です。
モノの値段が上がっているという批判にしても、アベノミクスと日銀が行っている政策目標は
そもそもインフレ率2%の上昇。つまり年々モノの値段が2%上がる政策なのです。平たく言
えば、モノの価値が2%上がれば、お金の価値は2%下がります。借入金は2%減り、負担
が下がります。60代ー80代の方で若い時に家を建てた方は実感があると思います。これが
健全な国家経済で、若い力の源になります。(普通預金の価値も下がります。)
老人にとって住みやすい社会は安住ないいイメージですが、行き過ぎた老人重視の社会は
若い人の障害となります。銀行預金で死に金が増え、年金・医療費に国家財政が脅かされ
る社会では、若い力を抑制してしまいます。
また、国に頼りすぎる考え方もいかがでしょうか。自己責任論から逃げた人生設計は成り立
ちません。北欧のように国に頼るなら税金は多くなり、アメリカのように自己責任社会なら税
金は少なくなります。日本のマスコミや共産党、社会党などは、税金は少なく・福祉は厚くを
主張しますが、財源論が抜けています。民主党政権で明らかでした。
「一身独立し一国独立す」 福沢諭吉の言葉です。
竹田恒泰さんFaceBook
解散に大義? そもそも解散に大義なんて必要か? 解散の時期を決めるのは総理の専権
事項。政権にとってもっとも良い時期に解散をするもの。大義が無いというのは、負け犬の
遠吠えに聞こえる。いま解散されたら準備不足で戦えず困るから、それらしい理由を付けて
批判しているに過ぎない。
藤岡信勝さん FaceBook
安倍首相が消費税を10%に上げない決断をしたことを、高く評価します。解散は、これが
必然的に財務官僚との戦いとならざるを得ないことの結果です。
週刊誌の安倍総理の健康不安記事や朝日の反安倍政権キャンペーンなど、サヨクに焦り
が見えます。解散に大義。誰かが使った途端に全局、全紙で使い始めます。
いい言葉見つけた! です。とにかく批判したいのでしょう。700億円の無駄使い?中国に
でも行って、選挙のない社会を実感すればいいのです。
安倍政権の2年間、経済政策アベノミクスだけでなく、集団的自衛権、特定秘密保護法、そ
れにこれから始まる憲法改正論議、問うことはたくさんあります。集団的自衛権と特定秘密
保護法ではあれだけ激しい反対キャンペーンをマスコミは組んだではないですか。それを
民意に問うことは、大義にならないのでしょうか。来年なら大義があるのでしょうか。
オーストラリアでG20が開幕しました。安倍総理はインドのモディ首相と夕食をともにし、日
印関係を示しました。モディ首相は、先日中国で行われたAPECには出席しませんでした。
オーストラリアのアボット首相も満面の笑みで安倍総理を迎えました。これこそ安倍外交の
成果です。
トルコ・エルドアン大統領、ロシア・プーチン大統領ほか、これだけ多数の他国の首脳と人間
関係を結んだ総理大臣がいたでしょうか。地球儀を俯瞰する外交。
韓国のボク大統領は日中韓首脳会談を提案。こちらは焦らずに、もう少しがんばって反日を
続けてほしいですね。
本日の金・プラチナ相場はアメリカは日曜日のため休場。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥116.0、1ユーロ¥145.5。
日経平均株価は¥17,205。
4~6月期のマイナス成長は予想されていましたが、7~9月期は持ち直すはずでした。しか
し、今夏は暑さがほどほどでした。
質屋の目線で見ると、4月から8月まで消費が落ち込んでいます。しかし、9月から回復が見
え、10月からは完全に持ち直しています。根拠は、商品券の相場です。東日本大震災の後、
自粛ムードで相場が落ちましたが、4~8月はそれ以上の下落でした。それが今は、完全に
相場が戻り、金券ショップでは足りなくなっています。相場は、需要と供給によりますのでシビ
アに反応します。
2014.11.16(月) 貴金属買取相場
18金・K18 3,500円/1g プラチナ850 4,010円/1g
インゴット100g以上 4,650円/1g プラチナ900 4,170円/1g
24金・純金製品 4,500円/1g プラチナ1000 4,570円/1g
14金・K14 2,550円/1g K18/Pt850半々 3,680円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。