大東亜戦争の真実
東條英機宣誓供述書
東條由布子 編 渡部昇一 解説
戦争が国際法上より見て正しき戦争であつたか否かの問題と、敗戦の責任いかんとの問題
とは、明白に分別できる２つの異なつた問題であります。第一の問題は外国との問題であり
かつ法律的性質の問題であります。私は最後までこの戦争は自衛戦争であり、現時承認せ
られたる国際法には違反せぬ戦争なりと主張します。私はいまだかつてわが国が本戦争を
なしたことを以って国際犯罪なりとして勝者より訴追せされ、また敗戦国の適法なる官吏たり
し者が個人的の国際法上の犯人なり、また条約の違反者なりとして糾弾せられるとは考えた
事とてありませぬ。
第二の問題、すなわち敗戦の責任については当時の総理大臣たりし私の責任であります。
この意味における責任は私はこれを受諾するのみならず真心より進んでこれを負荷せんこ
とを希望するものであります。
右ハ当立会人ノ面前ニテ宣誓シ且ツ署名捺印シタルコトヲ証明シマス
同日於同所立会人 清瀬一郎
宣誓書
良心ニ従ヒ真実ヲ述べ何事ヲモ黙秘セズ何事ヲモ附加セザルコトヲ誓フ
署名捺印 東條英機
昭和二十二年（一九四七年）一二月一九日 於東京、市ヶ谷
供述者 東條英機
【大東亜戦争の真実 東條英機宣誓供述書 東條由布子 編 渡部昇一 解説】
編者の東條由布子さんは、東條英機の孫になります。神田の古書店街で東京裁判の本を
よく探していたところ、偶然見つけたそうです。その本には、「天皇に責任なし 責任は我に
在り」「東條英機 宣誓供述書」と書かれていました。この本こそ、ＧＨＱが発売禁止第一号
に指定した禁書でした。
「東條英機 宣誓供述書」 昭和二十三年一月二十日 洋洋社発行
東條由布子 1939.5.20 – 2013.2.13
いま中国や韓国が盛んに言い立てる靖国の問題にしても、東京裁判に関する問題にしても、
すべてはこの「自衛戦争をしたのであります」という一行が鍵を握っていると思います。戦後
の日本人が、心して思っていなければならなかった一行です。この一冊の真髄といえる部分
だと思います。これさえしっかりと心に持っていれば、こんな日本にならなかったはずなので
す。
そして、祖父からの魂のこもったメッセージを、ぜひこの本から読み取っていただきたい。そう
願ってやみません。 平成十七年八月 東條由布子
【東條英機】
渡部昇一
この供述書が占領下の日本で発禁文書であったことも重視すべきである。パル判決書もそ
うであった。これらの文書を占領軍が公開できなかったのは、そこには真実が述べられてお
り、連合国側こそ大戦の原因になっていること、また東京裁判の訴因は虚構、あるいは夢想
であることが白日の下にさらされることを、占領国側が怖れたからであるに違いない。
マッカーサーは、「日本には固有の原材料がない。石油も産出しないし、錫・ゴムといった多
くの原料がない。もしこれらの原料の供給が断ち切られたら、一千万人以上の失業者が発
生する。だから、彼らが戦争に突入した主たる動機は、自衛のためだった」と言っている。こ
の証言内容は、もっと日本人の知識として広まるべきであることを、ここに言っておきたい。
（アメリカ上院軍事外交委員会 1951.5.3-5）
東條英機をヒットラーと同じ独裁者と思われている方は、大きな間違いです。
当時の社会情勢を知れば、戦争はマスコミが煽り、日本国民が望んだものでありことが分
かります。すべての責任をヒットラーとナチスに押し付けたドイツと同じ考えは何も生み
ません。
東條英機の罪は、指導者として戦争に勝たせることができなかった罪であり、法的ではな
く道義的なものであります。
Ａ級戦犯なるものも戦勝国が事後法で敗戦国を裁いたもので、復讐に過ぎません。その復
讐裁判も、サンフランシスコ講和条約の発効により国際法上の「戦犯」など日本にはいま
せん。アムネスティ条項というもので、国際法上の大赦を意味します。戦争が続いた欧州
で、区切りをつけて未来志向の人類の知恵です。
また、国内的にもサンフランシスコ講和条約発効後間もなく、昭和２８年（１９５３年）
８月３日、国会において「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」がなされました。
この決議は、共産党や社会党を含めて満場一致で可決されています。これにより戦犯とさ
れた方々の名誉は回復され、国内法上においても戦犯は消滅しました。既に処刑された
方々においても公務死とされました。国会を動かしたのは、当時の大多数の国民の署名活
動によるものでした。
当然、関係国への了承を経て国会決議されたもので、国内だけでなく国際的にも敗戦国
としての「罪」は済みました。Ａ級戦犯であった岸信介が、内閣総理大臣になったのが
１９５７年であることも確かな証左です。
日本と戦っていない中国共産党。帝国軍を畏れ逃げ惑っていました。そして、日本であっ
た韓国。日清日露戦争で勝利した日本に擦り寄り、どんなに規制しても日本への渡航者は
後を絶ちませんでした。
文字の読めない人民にハングルという文字を探し出し、日本のお金で学校を作り教えまし
た。病院、道路、電気ほかインフラを整備し、通貨制度を作ってあげ、近代化を成し遂げ
たのは日本のテクロクラートと日本のお金です。この統治のどこが植民地でしょうか。
また、日本と共に戦った東南アジア諸国は、血を流し白人支配から独立しました。
日本は、インドネシアからはオランダ、インドシナ半島（ベトナムほか）からはフランス、
インドやマレーシアほかからはイギリスを駆逐しました。
日本との条約を破り侵攻したソ連、当時国でさえなかった中国、日本であった朝鮮。
日本はアメリカに敗れただけです。日本の戦いを知れば知るほど誇らしくなります。
日本の戦争は悪で、米英の戦争は善であるという幻想は捨て去るべき時です。
東京裁判史観に染まった教育、マスコミを変えることができるのは国民の意識次第でしょう。
昨日の安倍総理のアメリカ議会での演説で、ことさらマスコミが強調した「痛切な反省」。
私の考える反省は、「なぜ負けたのか」です。戦力、戦略、外交、情報など、なぜ負けた
のか。１つの要因である、日独伊三国同盟。いち早く降参したイタリア。日本と交戦中の
支那に影で援助していたドイツ。全く戦力にならない２ヶ国との同盟。
同盟といえば、それ以前にもアメリカに邪魔され解消された日英同盟。この同盟をもっと
活用できれば。真珠湾攻撃でも徹底的な破壊をせず、ミッドウェーでの戦略ミス。
こういったことを検証し、次は負けないという反省が完全に抜けた国策は未来に役立ちま
せん。これからの戦争は、抑止力が最も大事な時代になります。これがなければ、中国は
さらに挑発を続けます。
平和を望むなら現実的でなければなりません。ヘイワ運動家の頭の中のようなお花畑は、
国際社会にはないのが現実です。
第２次世界大戦中の英首相チャーチルの言葉 、「平和主義者が戦争を起こした」。
ドイツに対し譲歩に譲歩を重ねた英仏の平和主義者。結果、ドイツは次から次へと要求が
大きくなり第２次欧州大戦へと繋がりました。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比27.6ドル安の１トロイオンス1182.4ドル。
プラチナ相場は、前日比20.5ドル安の１トロイオンス1,139.9ドル。
原油相場はＷＴＩで、前日比1.05ドル高の１バレル59.63ドル。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥119.7、１ユーロ￥134.1。
日経平均株価は￥19,471、ＮＹダウは17,840.5ドル。
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２４金・純金製品 ４，６５０円/1g プラチナ1000 ４，４４０円/1g
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