昨夜、ＢＳフジのプライムニュースに安倍総理が出演していました。
「靖国参拝の真意を語る」というタイトルでした。局に言われたままに質問する女子アナに対
して、総理の「間違っていますか？」という一言、これに尽きました。
その後は、櫻井よしこさんと上智大学・中野晃一氏の対談。中野氏の論は、もっともらしく聞
こえた方もいらっしゃると思いますが、結局は反批されるので総理の参拝は止めた方がいい
というものでした。戦後体制を変えることは多大な労力が必要なので、このまま経済に専念
する。対し、櫻井さんは、短期的にはマイナスだが長期的には国益にかなうということを説明
していました。
国際法上の戦犯がいないことは、以前「靖国神社」で書きました。
では、国内法上の赦免、昭和２８年（１９５３年）８月３日の国会決議を下記に抜粋しました。
【大分県護国神社】
サンフランシスコ講和条約発効後間もなく、昭和２８年（１９５３年）８月３日、国会において
「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」がなされました。この決議は、共産党や社会
党を含めて満場一致で可決されています。これにより戦犯とされた方々の名誉は回復され、
国内法上においても戦犯は消滅しました。既に処刑された方々においても公務死とされまし
た。国会を動かしたのは、４０００万人ともいわれる国民の署名活動によるものでした。
第０１６回国会 本会議 第３５号
昭和二十八年八月三日（月曜日）
議事日程第三十四号
第六 戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議案（山下春江君外二十四名提出）
議長・堤康次郎
日程第六、戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議案を議題といたします。委員長の
報告を求めます。海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員長山下春江君。
山下春江（自民党）
八月十五日九度目の終戦記念日を迎えんとする今日、しかも独立後すでに十五箇月を経過
したが、国民の悲願である戦争犯罪による受刑者の全面赦免を見るに至らないことは、もは
や国民の感情に堪えがたいものがあり、国際友好の上より誠に遺憾とするところである。しか
しながら、講和条約発効以来戦犯処理の推移を顧みるに、中国は昨年八月日華条約発効と
同時に全員赦免を断行し、フランスは本年六月初め大減刑を実行してほとんど全員を釈放し、
次いで今回フイリピン共和国はキリノ大統領の英断によつて、去る二十二日朝横浜ふ頭に全
員を迎え得たことは、同慶の至りである。且又、来る八月八日には濠州マヌス島より百六十五
名全部を迎えることは衷心欣快に堪えないと同時に、濠州政府に対して深甚の謝意を表する
ものである。
かくて戦争問題解決の途上に横たわつていた最大の障害が完全に取り除かれ、事態は、最
終段階に突入したものと認められる秋に際会したので、この機会を逸することなく、この際有
効適切な処置が講じられなければ、受刑者の心境は憂慮すべき事態に立ち至るやも計りが
たきを憂えるものである。われわれは、この際関係各国に対して、わが国の完全独立のため
にも、将又世界平和、国家親交のためにも、すみやかに問題の全面的解決を計るべきことを
喫緊の要事と確信するものである。
よって政府は、全面赦免の実施を促進するため、強力にして適切且つ急速な措置を要望する。
まことに悲喜哀歓、あらゆる感激の場面が展開され、名状しがたい大きな感動がすべての
人々の心を支配していたのでございます。生ける者、死せる者、すべてを母国に迎え得た、
それはやはり国民の大きな喜びでなければなりません。
さて、かくのごとくにいたしまして、もはや海外に残されました戦争受刑者は一名もなくなり、
従来戦犯問題解決の途上に横たわつておりました最大の障害は完全に一掃されました。事
態はまさに最終の段階に突入したものと考えられるのでございます。すなわち、平和条約に
よつて拘禁せられる戦争受刑者は、やがて濠州より送還される百六十五名を最後といたし
まして、全員巣鴨に集結し、巣鴨は再び九百二十余名にふくれ上るのであります。これらの
方々については、もはや助命運動も内還運動も一切は終了し、残された問題は、ただこの
方々を一刻も早く巣鴨から釈放するということだけになつたのでございます。
結局、戦犯裁判というものが常に降伏した者の上に加えられる災厄であるとするならば、連
合国は法を引用したのでもなければ適用したのでもない、単にその権力を誇示したにすぎ
ない、と喝破したパル博士の言はそのまま真理であり、今日巣鴨における拘禁継続の基礎
はすでに崩壊していると考えざるを得ないのであります。
以上が大体本案の趣旨であります。
本案は、七月二十七日本委員会に付託されたのでありまして、委員会は、現在の情勢を正
しく認識し、その最終の段階に対処し、一刻もすみやかに問題の抜本的解決をはかるの要
あるものと認め、本案をもつて本院における最終の決議たらしむべく、二十八日委員会にお
いて全会一致をもつて原案を可決すべきものと議決した次第でございます。
議長・堤康次郎
採決いたします。本案は、委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
「異議なし」と呼ぶ者あり
御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
これにより戦犯とされた方々の名誉は回復され、国内法上においても戦犯は消滅しました。
既に処刑された方々におきましても公務死とされました。
Ａ級戦犯。戦勝国が敗戦国を裁いた事後法による罪状。では、２発の原爆と東京大空襲で
非戦闘員である民間人を殺戮したアメリカの罪は？国際法を破り終戦間際に侵略し、日本
人を殺し犯し強制労働させたソ連の罪は？長らく東南アジア・アフリカ・南米を植民地化し
て搾取した欧州の罪は問われないのでしょうか。問われないのなら日本が問われる謂れは
ありません。しかも日本はそのようなことをしていません。
敗戦国だから。戦後６９年、いつまで卑屈にならなければならないのでしょうか。
昨日も中野氏が、だれが戦争責任を取るのかという問いがありました。それは、当時の政権
指導部が取るべきですが、どこかの国のように死刑にしたり、永久に名を辱めることが責任
の取らされ方でしょうか。その責任は国内的に取るのであり、多くの国民が署名し国会決議
で名誉回復がされたことで終結だと思います。その後の、歴史学としての評価は別物です。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比4.1ドル安の１トロイオンス1225.5ドル。
プラチナ相場は、前日比0.5ドル安の１トロイオンス1,412.2ドル。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥104.8、１ユーロ￥142.3。
日経平均株価は￥15,862、ＮＹダウは16,462.7ドル。
２０１４．１．９ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，１８０円/1g プラチナ８５０ ４，１１０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，２２０円/1g プラチナ９００ ４，２７０円/1g
２４金・純金製品 ４，０８０円/1g プラチナ1000 ４，６７０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，３１０円/1g K18/Pt850半々 ３，５６０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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