東洋経済オンライン 浜谷 陸太(医師)著
「マーガリンは危険」と思い込む人が知らない真実 日本での「トランス脂肪酸」摂取量は実は少ない
実は1950年ごろより、トランス脂肪酸は健康に悪い(心臓病患者を増やす)のではないか、とい
うことが研究で示唆されてきたのですが、この言説はなかなか広まりませんでした。「植物由来
だから健康によいだろう」と考えられたこともあり、このトランス脂肪酸はかなり広まりました。
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マーガリンといっても、数々の脂肪成分から作られており、トランス脂肪酸の割合は7%程度と報
告されています。日本人のトランス脂肪酸摂取量は世界の中でも低く、総エネルギーの0.3%程度
です(1%未満とすることがWHOに推奨されています)。
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だからまったく問題ない、といいたいわけではありませんが、そこを気にするくらいなら、他に
気にしたほうが良いことはいくらでもあります。食事は結局バランスが大事です。
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ただこの記事で解説した通り、「少しでもトランス脂肪酸を摂ると健康に悪影響を及ぼす」とい
うのは、まったく科学的ではありません。摂りすぎると健康に悪いでしょうが、今現在の環境で、
そこまで多量に摂取するのはかなり難しいです。
この論理で言えば、酒は1日1合までよい・タバコは5本までOKと同じです。しかし、健康長寿
の研究者たちは当然にゼロを勧めます。当然です。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどのトランス脂肪酸はありとあらゆる加工
食品に使用されており、商品の利益を多くする目的のみで企業は使用します。ここまでなら健康
に害にはならないという値もありませんし、少量なら問題ないという根拠もありません。
飲食製造業の依頼で「健康に問題ない」という論文を書く研究者は珍しくありません。マスコミ
もスポンサーですので深堀しません。コーヒーのメリットはよく耳にしますが、デメリットは
テレビでは聞きません。つまりそういうことです。自分の健康は自分で守るしかないのです。
【眠れなくなるほど面白い 脂質の話 守口徹 著】
(マーガリンは)トランス脂肪酸を非常に多く含んだ「不自然な油」なのです。トランス脂肪酸
の摂り過ぎは心臓病、糖尿病などの発症リスクを高めるとして、米国やオランダではマーガリン
の販売、食品への添加が禁止されています。P58
日本経済新聞 円安・株高にブレーキも 金利操作修正、均衡点探る市場 2023.7.29
金融市場で円安と株高にブレーキがかかりそうだ。日銀が28日、長短金利操作(イールドカーブ・
コントロール、YCC)の運用を柔軟にし、長期金利が上昇(債券価格は下落)したためだ。人為
的に抑えられてきた金利が比較的自由に動くようになり、市場は新たな均衡点を探ることになる。
日銀は10年物国債を無制限に毎営業日購入する「連続指し値オペ」の利回りを0.5%から1%に引き
上げた。
値動きの荒い相場が続いています。ただし、本質は動いていません。日銀が1%まで容認しても、
アメリカは利上げ段階。日銀の金融緩和政策はまだ続きます。金融緩和を終了し、正常化するのは
もう少し先です。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比14.6ドル高の1トロイオンス1,970.1ドル。
プラチナ相場は、前日比1.3ドル安の1トロイオンス943.5ドル。
原油相場はWTIで80.24ドル、NYダウは35,459.2ドル、米国債10年物は3.952%。
NY外国為替市場の終値は、1ドル¥141.1、1ユーロ¥155.4。
日経平均株価は現在¥32,759、長期金利は0.540%。
2023年7月29日(土曜日) 本日の営業時間は10時-18時です。
18金・K18 | 7,030円/1g | プラチナ850 | 3,770円/1g | |
インゴット100g以上 | 9,280円/1g | プラチナ900 | 4,000円/1g | |
24金・純金 | 9,010円/1g | プラチナ1000 | 4,290円/1g | |
14金・K14 | 5,110円/1g | K18/Pt850半々 | 5,290円/1g |
上記相場価格×重さ=お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。