日本経済新聞 日鉄のUSスチール買収、トランプ米大統領が承認 「計画的なパートナーシップ」
トランプ米大統領は23日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収を承認した。日鉄の買収
に安全保障上の懸念はないと判断したもようだ。日鉄の発表から1年半を経て、米鉄鋼大手を傘下
に収めるM&A(合併・買収)が実現に向かう。ホワイトハウス関係者が明らかにした。2025.5.24
大きなニュースです。もとよりUSスチールの生産量は現在、世界27位としれています。日本製鉄
は4位。それでもこれからのトランプ関税の影響を考えるといい投資になるかもしれません。さ
らにトランプ政権は、海軍力アップのために艦艇の増強を目指しています。このアメリカ産の鉄
が優遇されるかもしれません。
2024年粗鋼生産量の国別では、1位中国、2位インド、3位日本、4位アメリカ、5位ロシア、6位韓
国、7位ドイツ、8位トルコ、9位ブラジル、10位イラン。問題は2位から10位までの生産量を足し
ても、1位中国の6割にしかならないということです。
最新の粗鋼生産量の上位企業は、1位は宝武鋼鉄集団(中国)、2位アルセロール・ミッタル(ルク
センブルク)、3位河鋼集団(中国)、4位江蘇沙鋼集団(中国)、5位日本製鉄。実はUSスチール
は30位にすら入っていません。
上位30位の企業を国別にすると、中国が17社、インド3社、日本2社、韓国2社、ロシア2社、
ルクセンブルク1社、アメリカ1社、イラン1社、台湾1社。日本のもう1社はJFEスチールで13位、
アメリカの1社はニューコアという企業で15位です。
【日本製鉄シーバース 大分市工場夜景クルーズ】
USスチールは、フェデラルスチールとカーネギースチールの合併により1901年2月25日にペンシ
ルベニア州ピッツバーグで設立されました。当時はアメリカの鉄鋼生産量の3分の2を占めるほど
ということで、当然世界最大の鉄鋼企業でした。
日本の株式市場にとって上記ニュースは月曜日に好感されるものでしたが、下記ニュースにより
逆に円高ドルユーロ安、VIX指数上昇となっています。
日本経済新聞 EU、50%関税回避へ米と集中協議 報復措置は「共和党産品」照準 2025.5.24
トランプ米大統領は23日、欧州連合(EU)が貿易交渉で譲歩をしなければ6月1日から「50%の
関税を課すべきだ」と表明した。EUは回避に向けて米国と集中的に協議するが、決裂に終われ
ば報復措置の発動も視野に入れる。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比70.8ドル高の1トロイオンス3,365.8ドル。
プラチナ相場は、前日比10.1ドル高の1トロイオンス1,088.7ドル。
原油相場はWTIで61.14ドル、NYダウは41,603.0ドル、米国債10年物は4.457%。
外国為替市場では、1ドル¥142.5、1ユーロ¥161.9。
昨日の日経平均株価の終値は¥37,160、長期金利は1.525%。
2025年5月24日(土曜日) 本日の営業時間は10時-18時です。
18金・K18 | 12,360円/1g | プラチナ850 | 4,450円/1g | |
インゴット100g以上 | 16,050円/1g | プラチナ900 | 4,720円/1g | |
24金・純金 | 15,550円/1g | プラチナ1000 | 5,060円/1g | |
14金・K14 | 9,000円/1g | K18/Pt850半々 | 8,240円/1g |
上記相場価格×重さ=お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。