日銀の金融政策決定会合は市場の予想通りに終えました。
昨年8月に大暴落のきっかけとなったサプライズ利上げ。植田ショック。後に令和のブラック
マンデーとも言われますが、マーケットとの対話がうまくいかず大暴落を起こし日銀の汚点
となりました。それが大きなトラウマとなったようで、以後丁寧過ぎるほど事前周知に努め
ています。
アメリカのFOMCもすぐですが、利下げ見送りが既定路線です。パウエル議長はトランプ大統
領の圧力はありますが、景気対策とインフレ抑制といった相反する対応に苦慮しています。
本日の東京株式市場は、アメリカの流れもあり半導体関連銘柄が上昇しました。材料としては
イスラエル・イラン戦争とそれに伴う原油高はマイナスですが、TACOトレードが意識されて
いるようです。Trump Always Chickens Out(トランプはいつもビビって退く)。
中国との交渉でレアアースというアキレス腱が露呈しましたので、打つ手は限られます。中国
は交渉に半導体装置の規制撤廃を求めるはずですので、半導体関連銘柄は今後有望です。
この一年、このアメリカの半導体製造装置輸出規制が一番の重しでしたので、TACOトレード
で大きく株価上昇となるかもしれません。
そして逆に、金GOLDはトランプ関税が緩むとの観測で下落するかもしれません。ただし金は
安全資産としての面とともに、今ではリスク資産としての面もあります。また、上記のように
なれば円安ドル高も見込まれますので、円建ての金相場は極端な下落は考えにくいです。
本日の金相場は、NY商品取引所で前週末比35.7ドル安の1トロイオンス3,402.4ドル。
プラチナ相場は、前週末比41.3ドル高の1トロイオンス1,253.2ドル。
原油相場はWTIで70.16ドル、NYダウは42,515.0ドル、米国債10年物は4.441%。
外国為替市場では現在、1ドル¥144.7、1ユーロ¥167.3。
日経平均株価の終値は¥38,536、長期金利は1.475%。
2025年6月17日(火曜日) 本日の営業時間は10時-19時です。
18金・K18 | 12,800円/1g | プラチナ850 | 5,210円/1g | |
インゴット100g以上 | 16,610円/1g | プラチナ900 | 5,520円/1g | |
24金・純金 | 16,280円/1g | プラチナ1000 | 5,930円/1g | |
14金・K14 | 9,320円/1g | K18/Pt850半々 | 8,820円/1g |
上記相場価格×重さ=お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。