貴金属相場が暴騰した1月末から5ヶ月が経ち、今回の「貴金属買取ブーム」は下火となりました。
現在の相場は決して安いわけではありません。しかし、今と同じ相場水準の昨年10月は上り調子、
現在は下り調子。同じ価格でも気分が違います。イラン戦争でもう一段の上昇を期待された方も
多かったですが、下げ続けました。
2週間前、アメリカとイランが戦闘終結への覚書に署名し反転が期待されましたが、今度はFRBの
利上げ。上り調子の時なら金はインフレに強いとか何とか言って上昇しそうですが、下落。
2011年の高騰時もそうですが、一度はじけると市場の注目が薄くなり資金が減ります。そこで底
値を探り値固めをし上昇に備えますが、時間はかかります。
「金はまた上がりますか?」。最近よく聞かれますが、中長期に見れば断然強気です。兎角、下げ
調子の時は弱気な空気に支配されます。2000年前後の金相場が底値の時、「金の価値はなくなる」
という人までいました。でもその後何と言っていたかというと、「買っておけばよかった」です。
2000年当時には金の延べ棒1キロが120万円で買え、今年1月の史上最高値では2,800万円以上で
売れ、今なら2,500万円で買えます。株でも踏み出せばリスクがありますがリターンもあります。
踏み出さねば何も失いませんが、得ません。そして、インフレで失っていることに気がつきませ
ん。

【旧店舗 2011年の金買取ブームの時】
今回の第二次金買取ブームは、2025年12月から2026年2月くらいでしょうか。15年ぶりにブーム
と言えるほどでした。第一次金買取ブームは2011年7月から8月。もちろんその前後も多いのです
が、テレビ番組の影響などで爆発的に増えます。
18金の相場を比べると、2011年の時が3,300円前後で、今回は2万1千円を超えてきました。量は
圧倒的に2011年で、上画のように御鈴の中に指輪やネックレスがびっしり、さらに金貨もたくさ
ん。恐ろしい量です。
要因は、2011年はリーマンショックの後の欧米の金融緩和による余剰資金の流入で、今回はイン
フレ。現在のインフレを紐解けばコロナ騒動への対応で世界各国がお金をばらまいたことに加え、
ロシアのウクライナ侵攻。
どちらも簡単に言えば”インフレ”ですので、この先デフレにならない限りGOLDは求められると
考えます。アメリカの信認低下によるドル離れもあります。マネーストック(通貨の総量)を減
らせば金利を上げるよりもインフレに効くでしょうが、その後に待つ副作用が懸念されます。
デフレは成長の最大の足枷です。
≪本日までの貴金属史上最高値≫
GOLD 5,354.8ドル(1toz 2026.1.30) 21,780円(18金/1g 2026.1.29)
PLATINUM 2,878.1ドル(1toz 2026.1.27) 12,530円(Pt850/1g 2026.1.26)
SILVER 115.5ドル(1toz 2026.1.27) 580円(SV925/1g 2026.1.30)
市場のドル建てと当店のお買取価格。この金額が早い時期に更新されるといいですね。
ちなみに2020年7月26日までの日本における金相場史上最高値
【日本・東京工業品取引所の史上最高価格】
1980年(昭和55年)1月21日 1g/¥6,495
チャートを見ると鋭角な山で、最高値近辺の価格はわずか2日のみです。この時の要因もソ連の
アフガニスタン侵攻です。有事の金、金余り、現在は金利差による円安も大きな要因です。
為替に目を向けると、2011年頃はマネーサプライ(通貨供給量)で為替変動が説明され、いつの
間にかマネーサプライからマネーストック(通貨の総量)に変わりました。そしてコロナ騒動以
降は政策金利の金利差にガラッと変わり、現在に至ります。株価、為替、金などのチャートを眺
めると、アメリカの極端な政策が原因であることは明らかです。
今回の買取ブームで印象深かったことが二つ。一つは地縁血縁の方から多く相談を受け、お取り
引きさせて頂きました。もう一つが同業者の方からの言葉、「金の買取増えてる?」。テレビで騒
いでいるが、客足が変わらないと。
そうなんです、2011年の時は圧倒的な買取量で多くの業者に恩恵があり、買取金額が低いところ
でも最低限の量が集まりました。ところがその時から絶対量が減っており、さらにインターネッ
トで当時よりも情報が得やすいので安くなど買い取れないのです。さらにフランチャイズの買取
店が増えていることもあります(安いですが)。
上画4枚は全て当店のお買取商品です。時々でカメラは違いますが、時間がある時は映します。
当店がホームページを開設してから20年が過ぎました。
毎日のようにご覧頂き、誠にありがとうございます。感想等、励みになっています。
質屋業界の中で最も早いお店で1990年後半(ITバブル期)の開設。当店は特別早くもないですが、
検索ロボットのアルゴリズムが現在のようになる前でしたので、今でもその恩恵が残っています。
そして、現在のような形式に変わったのが2009年4月です。これより毎日のようにブログを書くよ
うになりました。今は日曜日は書いていないのですが、できる限り時間を取っています。なにより
ブログを毎日書くことで記憶に残りますので、「日記」というものの大切さを身にしみています。
今日までブログが「6,164」記事です。
本日の金・プラチナ相場は、アメリカは日曜日のためNY商品取引所は休場。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥161.7、1ユーロ¥184.1。
日経平均株価は前週末比604円安の¥68,756、長期金利は2.640%。
日経平均株価はもしかしたら、68,000円から72,000円のレンジに入っているのかもしれません。
アメリカとイランの攻撃停止が合意されましたが、AI・半導体関連銘柄への売り圧力に押されて
います。反面、防衛や建設、内需株などは買われています。リスクとリスクヘッジとリターン。
2026年6月29日(月曜日) 本日の営業時間は10時-19時です。
| 18金・K18 | 16,910円/1g | プラチナ850 | 7,540円/1g | |
| インゴット100g以上 | 22,010円/1g | プラチナ900 | 8,000円/1g | |
| 24金・純金 | 21,610円/1g | プラチナ1000 | 8,570円/1g | |
| 14金・K14 | 12,350円/1g | K18/Pt850半々 | 11,570円/1g |
上記相場価格×重さ=お買取価格 手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。



