金の豆知識として、ブレトン・ウッズ体制を紹介します。
ブレトン・ウッズ協定とは1944年7月、
アメリカのニューハンプシャー州北部のブレトン・ウッズで開かれた連合国通貨
金融会議で、締結され1945年に発効した国際金融機構についての協定です。
45ヶ国が参加しました。
国際通貨基金(IMF)、国際復興開発銀行(IBRD)の設立を決定したこれらの
組織を中心とする体制をブレトン・ウッズ体制といいます。
この協定は1929年の世界大恐慌により各国がブロック経済圏をつくって対立した反省と
第二次世界大戦で疲弊、混乱した世界経済を安定させる目的でした。
固定相場制のもとで通貨の安定をめざし、
金1オンスを35米ドルと定め、そのドルに対し各国通貨の交換比率を定めました。
金本位制。
日本の円は1ドル=360円に固定されました。
よって金1gは、405円です。
1971年のニクソン・ショックによりアメリカはドルと金の交換を停止しました。
次回はニクソンショックについて。