店舗紹介

株式会社 いらっしゃい店
お客様の大切な商品を
専門的評価で高額査定致します。

〒879-0454
大分県宇佐市法鏡寺265-1
電話:0978-25-6978
営業時間:10:00~19:00
土日祝日:10:00~18:00
定休日:第一・第三日曜日
古物営業法による表示

質屋許可
大分県公安委員会
第94107-0000010号
古物商許可
公安委員会
第94107-0000730号

全国質屋組合連合会 会員
大分県質屋組合 会員

長洲の御殿灯篭

大分県宇佐市長洲の初盆の伝統行事、御殿灯篭を紹介します。

今年、我が家は祖母の初盆です。

hatsubon220813 008.JPG

御殿灯篭とは、畳一畳ほどの大きさのもので、職人さんが神社仏閣、山や川、お坊さんなどを
木や紙で造作したものです。
長洲の初盆の家は御殿灯篭を据え、にぎやかに亡くなった方を迎えます。

hatsubon220813 005.JPG

御殿灯篭は、もともと平家の落人がこの地に逃げ延び住み着いた際、京を思い灯篭を作り、
平家一門の霊を慰めたのがはじまりのようです。
宇佐市内でも平家の落人の逸話は、各地区にあります。

この御殿灯篭は、お盆の間飾り、15日のお盆の最後の日に燃やしてします。
焼く場所まで運ぶことを、精霊送り(灯篭送り、灯篭流し)といいます。
家族で運び、亡くなった方を見送ります。

長洲は、むかし漁業と水産物の加工で栄えました。
長洲の人は「宵越しの金は持たない」からこういう行事ができたなどといわれます。

hatsubon220813 004.JPG

費用がかかり、場所もとり、燃やす所もあまりないことなどから年々減っています。
今年は約60件の初盆の家に約30数件の御殿灯篭が据えられているそうです。
作る職人さんも2軒になっており、後継者もいないようです。

hatsubon220813 006.JPG

hatsubon220813 011.JPG

hatsubon220813 002.JPG

日時:2010年8月12日 12:37