ユーロ安がすすんでいます。
東京外国為替市場では現在、1ユーロ¥98.1、1ドル¥76.8、
1ユーロ1.27ドルとなっています。
格付会社によるハンガリー国債の格下げにより、欧州の債務問題が深刻さ
を増しているのが要因のようです。欧州の債務問題も抜本的な解決策は打
ち出されておらず、欧州が一丸となり痛みを覚悟することがマーケットにより
求められています。
ユーロ安によりドイツを筆頭に、1部輸出の好調が伝えられます。
しかし、欧州財政問題の発端であるギリシャでは観光しかなく、目立った産業
がありませんので、食物やエネルギーの輸入が高くなり、国民には大きな負担
となっています。緊縮財政や増税もあり国民の不満がさらに高まっています。
≪下記画像は、以前お買取りしたロレックスの値札です。≫
価格は、23,430ユーロです。
円高の場合 ~ 本日、1ユーロは98円台です。
23,430ユーロ×98円=2,296,140円
円安 ~ リーマンショック前は、160円前後でした。
23,430ユーロ×160円=3,748,800円
その差は、1,452,660円になります。
円高の時には、輸入が有利で、
円安の時は、輸出が有利です。
上記の計算は分かりやすく「円」にしていますが、ユーロで考えてみて下さい。
小麦もトウモロコシも石油も相場は上がっていますが、あまり日本に影響が
ないのは、円高のおかげです。テレビでは、大企業の経営者から円高のデメ
リットを嘆き工場の海外移転が論じられていますが、実際には大きな企業ほ
どすでに海外移転はしています。
為替の高安には、メリット・デメリット両方あります。
インドは金の最大の消費国ですが、通貨ルピー安により金が高過ぎて、
売れ行きが悪いそうです。ダイヤモンドの相場が下落している要因です。
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、
前週末比8.7ドル安の1トロイオンス1608.1ドルで終えました。
ユーロ安が金相場に与える影響は、ユーロ安→ドル高→金相場の下落。
ドルが上昇すると金相場は下落する法則ですが、金はリスク資産にもなって
いますので、ドル高・米株式上昇→金相場上昇というのも今後考えられます。
投資家心理の改善により、リスクを取りやすくなるという傾向です。
2012.1.10 貴金属買取相場
18金・K18 3,000円/1g プラチナ850 3,000円/1g
インゴット100g以上 4,050円/1g プラチナ900 3,150円/1g
24金・純金製品 3,910円/1g プラチナ1000 3,460円/1g
14金・K14 2,020円/1g K18/Pt850半々 2,970円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
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