インドが世界で６番目の原子力潜水艦保有国となりました。
インド軍は４日、原子力潜水艦チャクラの就役を発表しました。チャクラは
ロシア製の攻撃型原子力潜水艦で、資金難もあって完成に１９年もかかり
ました。インド国防相は「特定の国を意識したものではない」としましたが、
中国が、ミャンマーやパキスタンに軍艦の寄港地を設けるなど勢いを強め
ていますので、対抗するためです。インドは年内に、国産原潜のアリハント
をパトロール任務に就ける見通しです。
原子力潜水艦とは、文字通り動力に原子炉を使用する潜水艦のことです。
攻撃型原子力潜水艦と弾道ミサイル原子力潜水艦に大別されます。
最大のメリットは、長期間の連続潜航が可能なことです。
現在、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国・インドが保有しています。
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日本は、ご承知の通り原子力潜水艦を保有する意思はありませんが、ここ
でも日本企業が工夫を重ね、がんばっています。
先月、川崎重工業は潜水艦「けんりゅう」を完成させ、海上自衛隊に引き渡
しました。「そうりゅう」型と呼ばれるシリーズで、海上自衛隊第３潜水隊に
配備されます。通常型潜水艦としては世界一の能力の評価。
全長８４メートル、基準排水量２９５０トン。建造費は約５３０億円。レーダー
に探知されにくいステルス性能や潜航能力が特徴。
日本で潜水艦を建造できるのは、川崎重工業と三菱重工業の２社。
軍事の専門家は、潜水艦の増強が国防に大切と言います。
優秀な潜水艦は、敵に気づかれず敵国に近づき攻撃できるためです。
潜水艦の能力で最も大切なのが「静かさ」です。ソナーは、わずかな音も見
逃しません。よって、艦だけでなく乗組員の優秀さも大切になります。
はし１本落とした音で、敵に見つかり致命傷となるためです。
比べて中国の原潜は音がうるさく、外海に出るとアメリカのレーダーにあっと
いう間にみつかるそうです。潜水艦は、場所がばれてしまうと海の中では自
由に速く動けず防御能力は低く、沈められてしまいます。
優秀な日本企業と自衛隊員によって、日本の海は守られています。
２０１２．４．１２ 貴金属買取相場
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