ギリシャのユーロ脱退という話題が、マーケットの不安定要素になっています。
ギリシャのパパデモス前首相が、ユーロ脱退に言及したことから現実的なリスク
が意識され、本日のマーケットは全般的に急落。しかし、パパデモス前首相の
言及の内容は、マーケットが心配するようなことではなく、ユーロに留まり緊縮策
を実行する以外の選択肢はないと述べていました。
本日の金相場は、ニューヨーク商品取引所（COMEX）で、前日比28.2ドル安の
１トロイオンス1548.4ドルでした。
プラチナ相場は、前日比44.3ドル安の１トロイオンス1414.1ドル。
ＮＹダウは、6.6ドル安の12,496.1ドル。
原油相場は、前日比1.95ドル安の１バレル89.90ドル。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥79.4、１ユーロ￥99.9。
昨日は日本の国債の格下げのニュースで円安に少し振れましたが、日銀総裁の
追加の金融緩和政策について言及がなかったことで、再び円高基調になりました。
数日前にも書きましたが、私はギリシャのユーロ離脱はないと思います。
もしも来月の再選挙でギリシャ国民が、口当たりのいい左派政党の甘言にのり、
緊縮財政を止めユーロとの約束を反故にしたならば、自殺行為となります。
【ギリシャ国旗】
ギリシャの公式の英語表記は Hellenic Republic ですが、通称は Greece が用いら
れ共和国制です。人口は１１００万人。１人当たりのＧＤＰは、３０，５００ドル。
独立は１８２９年、アドリアノープル条約によって承認された、新しい国です。
１９５２年に北大西洋条約機構（NATO）に加盟、１９８１年に欧州共同体 (EC) に加盟。
西側諸国に属しますが、欧州の列強やアメリカとロシアの共産主義の狭間で政治が不
安定になることもありました。
ヨーロッパの南東のバルカン半島の最南端に位置し、トルコやブルガリアなどと国境を
接しています。ギリシャの産業は、エーゲ海に浮かぶ３０００もの島やパルテノン神殿な
どの観光が主な外貨収入源です。また、オリーブなどの農産物の生産も活発ですが、
穀物の自給率は低くユーロ離脱となれば、国民生活の質は大幅に急落します。
ギリシャと言えば、エーゲ海クルーズ、２００４年のアテネオリンピック、ギリシャ正教、
ギリシャ神話やソクラテス、プラトン、ゼノンなど古代ギリシャの哲学者が思い浮かび
ます。歴史は深いですが、国の歴史としては政権の統一性が求められます。
ちなみに世界で最も長い歴史のある国はどこでしょうか？中国？
４０００年の歴史ですもんね。でも残念ながら違います。隋に唐に清にいろいろ変わり
ました。国としての歴史は、６０年ちょっとです。
そうです、日本です。少なくみても建国から２０００年以上も経ち、皇室朝廷を中心に
統一性のある国を育んできました。最も長い歴史があり、最も古い皇室なのです。
神話と歴史が繋がる唯一の国が日本である（竹田恒泰）。
２０１２．５．２４ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，０５０円/1g プラチナ８５０ ３，１４０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，０９０円/1g プラチナ９００ ３，２８０円/1g
２４金・純金製品 ３，９３０円/1g プラチナ1000 ３，５９０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，０４０円/1g K18/Pt850半々 ３，０５０円/1g
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