ロンドンと言えば金融街としても有名です。金の現物取引の中心地でもあります。
アメリカ以前には、世界の７つの海を支配し、スパーパワーとして君臨していました。
金・ＧＯＬＤも然りです。ニューヨーク・マーカンタイル取引所NYMEXのCOMEX部門が
金先物取引であるのに対し、ロンドンは金現物取引となります。
ロコ・ロンドンは、ロンドンで金を受け渡す条件の価格を意味し、ロコ・ロンドン市場では、
１日２回午前１０時半と午後３時に「フィキシング」と呼ばれる取引があり、米ドル建てで
価格が決められます。フィキシングとは、「値決め」を意味します。
ロンドンでこのような金取引のマーケットは、１６６６年に始まったそうです。
そしてこのような下地に、第一次世界大戦前後においてロスチャイルドを中心に貴金属
関係の有力者５人・フィキシングメンバーにより確立しました。１９１９年よりロスチャイルド
の「黄金の間」に集まり、ポンド建て（当時）の金価格を決めました。
この価格をフィキシングプライスといい、世界の金地金現物価格の指標となっています。
≪当時のゴールドフィキシングメンバー≫
ロスチャイルド・アンド・サンズ （N.M. Rothchild & Sons Ltd.）
モカッタ・アンド・ゴールドシュミット （Mocatta &Goldsmid Ltd.）
サミュエル・モンタギュー（Samuel Montagu& Co., Ltd）
シャープス・ピクスレイ（Sharps Pixley Ltd.）
ジョンソン・ マッセイ（Johnson Matthey Bankers Ltd.）１９２６年より。
１９３０年頃には現在の形態はそろい、第二次世界大戦で中断、１９５４年には再開され
ました。そして、時の移りと共に、合併、吸収、新興などでフィキシングメンバーは変わり、
中心メンバーだったロスチャイルドも２００４年に金の取引業務から撤退しました。
≪現在のフィキシングメンバー≫
ノバ・スコーシア銀行-スコーシア・モカッタ（Bank of Nova Scotia-Scotia Mocatta）
バークレイズ・キャピタル（Barclays Capital）
ドイツ銀行（Deutsche Bank）
香港上海銀行USAロンドン支店（HSBC Bank USA London Branch）
ソシエテ・ジェネラル（Societe General）
【GOLD 1Kg ingot】
金への投資は、現物・先物取引・ＥＴＦ（証券化されたものの売買）があります。
ロコ・ロンドン取引詐欺というのが一時期世間を賑わせましたが、気をつけて下さい。
本日のＮＹ商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金相場は、前週末比1.3ドル高の１トロイオンス
1624.0ドルで終えました。
プラチナ相場は、前週末比3.6ドル高の１トロイオンス1410.7ドル。
米ＦＲＢの連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を控え、様子見のようです。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥78.1、１ユーロ￥95.8。
日経平均株価は現在、￥8,616。
ＮＹダウは、前週末比2.6ドル安の13,073.0ドル。
原油相場は、ＷＴＩで前週末比0.35ドル安の１バレル89.78ドル。
ロンドンオリンピックは４日目を終え、金１銀４銅６。
柔道女子57kg級で松本薫選手が、金メダル第１号となりました。
２０１２．７．３１ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，１３０円/1g プラチナ８５０ ３，１００円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，１８０円/1g プラチナ９００ ３，２２０円/1g
２４金・純金製品 ４，０３０円/1g プラチナ1000 ３，５３０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，２８０円/1g K18/Pt850半々 ３，１１０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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