イギリスの質屋は、Pawnbrokerと呼ばれます。
オリンピックの時期に合わせ、大阪の質屋組合の方がイギリスの質屋を視察した、
「イギリス質屋取材記」を質屋業報で読みました。
質屋という物を担保に融資するという形態は、お金の誕生と共に古代より全世界であり
ます。日本では、土倉と呼ばれていました。アメリカでは、Pawnshop。
英国質屋協会(The National Pawnbrokers Association of the UK)や各質店を回り
お話を聞いたことなどが書かれていました。
イギリスの質屋の現状は、まず不況による利用者の増加。
次にインターネット質屋およびチェーン展開をする大手質屋という3つのキーワードが
挙げられます。個人質店は減っているが、全体の店舗数は増えているそうです。
小口融資が多いことは、日本と似ています。中国では、大中融資が多いそうです。
しかし、日本と違い上限金利がなく、ペイデイローンという短期の無担保融資も同時に
行うお店が多いそうです。金利は日本の数倍。
H&T Pawnbrokersという170店舗以上ある大手質屋のHPや他の質店のHPを見ても
日本とちょっと違うなぁと感じます。イギリス人と日本人の感覚の差かもしれません。
イギリスに住んだことのある方に数人お話を聞いたことがありますが、皆さん言うのが
イギリス人は本物の宝石を持っていても外出時にはシルバーなどの安いアクセサリー
を身に着け、高い宝石などは家に閉まっておくのだそうです。
時計然り。本物のロレックスを持っていても、外出時にはコピーをはめるそうです。
このあたりの感覚は、日本人にはないですね。逆にイギリス人からすると、高所得者だ
けでなく、中低所得者までもがブランドバックを持つのが不思議なようです。ましてや
中高生までもが、ヴィトンやグッチの財布というのは信じられないようです。
上画の「金の玉が3つぶら下がったマーク」が、イギリスの質屋の象徴的な看板だ
そうです。秤をイメージしているのでしょうか。写真Alamy。
ロンドンオリンピックが終わり、しっかり睡眠が取れるようになりました。名残惜しい
ですが、4年後はブラジルのリオデジャネイロです。
応援のしすぎで燃え尽き症候群気味ですが、仕事はがんばっています。
イギリスの質屋に負けないように、精を出します。
視察旅行に行かれた方の締めの言葉は、
「いろいろな視点から、もう一度、業界のことを真剣に模索しようではないか。」
2012.8.31 貴金属買取相場
18金・K18 3,220円/1g プラチナ850 3,310円/1g
インゴット100g以上 4,290円/1g プラチナ900 3,450円/1g
24金・純金製品 4,150円/1g プラチナ1000 3,780円/1g
14金・K14 2,340円/1g K18/Pt850半々 3,240円/1g
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