店舗紹介

株式会社 いらっしゃい店
お客様の大切な商品を
専門的評価で高額査定致します。

〒879-0454
大分県宇佐市法鏡寺265-1
電話:0978-25-6978
営業時間:10:00~19:00
土日祝日:10:00~18:00
定休日:第一・第三日曜日
古物営業法による表示

質屋許可
大分県公安委員会
第94107-0000010号
古物商許可
公安委員会
第94107-0000730号

全国質屋組合連合会 会員
大分県質屋組合 会員

インフレとデフレ

日銀金融政策決定会合から2日経ち、マーケットの反応は”失望”と伝えられます。

「消費者物価2%の上昇・インフレ目標」と「期限を定めない資産買入れ方式」の導入の
2つが方策ですが、事前に情報が漏れ織り込み済みであったこと、規模が市場の想定内
であったこと、期限に具体策が乏しいための反応でした。

また、あくまでインフレ目標に反対してきたメンバーがまだ変わっていないので、新総裁を
はじめ3月4月の人事の後に、更なる大胆な金融緩和となる可能性が強いです。
日銀新総裁の人事は水面下で始まっていますが、マーケットは注視しています。

まだ、はじめの一歩です。しかし、インフレ目標については、日銀は長年嫌がっていた経
緯からすると大転換といえます。事前に情報が漏れたことは修正が必要です。

P1020791.JPG
【金の仏像】

子供の頃、世界恐慌(1929年)によるインフレというのを習いました。お金はあるけど物
がない。鞄いっぱいのお金を持って行っても、パンが1つしか買えない。
逆にデフレは、物はあるけどお金がない。と言うことは、お金を刷ればいいので、デフレは
起こりえないと子供心に思いました。

しかし、デフレは現実に日本で起きています。昔と違い、生産能力は上がり世界の多くの
国でモノが作られ移動するという状況は80年前とは違いますが、それでもデフレです。

お金の流通量を増やしても銀行の金庫に眠るか、国債や金などの安全資産が買われ
市中に出回らないので無意味。一般庶民や中小企業には、関係がないというのを最近
テレビでよく見ます。本当でしょうか?

11月、選挙のにおいがしてきて、安倍政権への期待だけで、円安、株高になりました。
企業が潤えば、従業員に還元され、消費行動が増え、景気が良くなり、企業は設備投資。
いい循環となります。しかし、景気がよくなっても従業員へ還元をしなければ消費は伸び
ません。また、将来に不安があれば消費をせず、企業も設備投資を控えます。「気」です。

また、インフレになれば普通預金は毎年目減りしますので、消費や投資に向かいます。
パンが40年前20円、現在100円、10年後200円、これがインフレです。ということは、
100万円の普通預金は、10年後も100万円という数値ですが価値は半分になったとい
うことです(パンが半分しか買えない)。

また、お金の価値が下がるということは、借入金も目減りしますので、若い方は家を建て
たりマンションを買ったりします。インフレ時には、借金がしやすくなります。
中小企業の借入金がインフレにより負担が下がれば、帳簿が改善する企業が増えます。
また、日本の国債残高が1000兆円と言われますが、これにも効果があります。
(ただし、金利は上がります。)

ただ、日本人は欧米人ほど物欲もなく、「質素倹約を旨とす」と言う美徳観念があるので、
民族習性的にデフレになりやすいのかもしれません。デフレと違う言葉が必要です。

ではなぜ、日銀は金融緩和に消極的なのでしょうか。元財務官僚で経済学者の高橋洋一
氏によれば、日銀に就職すると戦前の戦時国債により戦後ハイパーインフレになったと刷
り込まれるため、過度のインフレ恐怖症になるそうです。

しかし、実際には戦前の戦時国債の日銀引受は1930年代前半。
1946年以降のハイパーインフレとは10年以上のひらきがある。また、1930年代後半
のインフレ率も高くない。戦後のハイパーインフレは、戦争で生産設備が壊滅的な打撃を
受け、モノ不足によるものであると指摘しています。

適度なインフレは、経済成長にとって必要な条件です。
経済学において、ハイパーインフレーションとは経済学者ケーガンにより、年率13000%を
超える物価上昇のことと定義されています。つまり、ハイパーインフレーションなどは日本
では起こりえないとなります。定義はさておき、500%のインフレも起こりません。インフレが
行き過ぎると今度は、引き締めが行われます。金利の引き上げです。お金が借りにくくなる
ということです。

中国が金利を引き上げた、引き下げたというあのニュースです。
その国の金利、通貨流通量、安全性などにより、通貨が為替市場で取引されます。

本日の金相場は、NY商品取引所で前日比6.5ドル安の1トロイオンス1686.7ドル。
プラチナ相場は、前日比6.7ドル安の1トロイオンス1691.7ドル。

NYダウは、前日比67.1ドル高の13,779.3ドル。5年3ヶ月ぶりの高値です。
原油相場はWTIで、前日比1.45ドル安の1バレル95.23ドル。

東京外国為替市場では現在、1ドル¥88.7、1ユーロ118.1。
日経平均株価は現在、¥10,524。

米下院は、5月中旬までの政府支出分だけ連邦債務上限を引き上げる法案を可決。
デフォルトの危機が、5月まで延び当面回避されたことから、市場は好感。

2013.1.24 貴金属買取相場

18金・K18     3,680円/1g    プラチナ850 4,170円/1g
インゴット100g以上 4,900円/1g    プラチナ900 4,340円/1g
24金・純金製品   4,730円/1g    プラチナ1000 4,750円/1g
14金・K14      2,690円/1g    K18/Pt850半々 3,850円/1g

上記相場価格×重さ=お買取価格  
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
お客様の大切な商品を専門的評価で高額査定致します。

日時:2013年1月24日 11:01