イタリアの選挙結果を受け、為替が大幅に振れました。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥92.2、１ユーロ￥120.5。
日経平均株価は、前週末比￥269安の￥11,393。
金相場は、ＮＹ商品取引所で前週末比13.8ドル高の１トロイオンス1586.6ドル。
プラチナ相場は、前週末比13.3ドル高の１トロイオンス1619.6ドル。
イタリア総選挙の結果は、現モンティ首相の緊縮策への不満が予想以上に強く、
反緊縮派が躍進しました。得票率は、中道左派連合３０．２５％、中道右派連合
２８．５０％、元コメディアンのグリッロ氏が率いる「五つ星運動」が２５．４７％、
モンティ首相の中道連合は１０．５６％。
連立協議が必要な様相で、連立協議が不調に終われば、再選挙となります。
イタリア国民は、緊縮策にＮＯの意思表示をしたことで、欧州の債務危機が再燃
することが予想され、ユーロは全面安となりました。
マリオ・モンティ氏がイタリア首相になってから１年足らず。政治家が内閣中枢に
入らないことで利権を排除し、国民にうける政策などの人気取りやしがらみのない
大胆な改革を目指してきました。経済学者とテクノクラートのみで行う実験は失敗
に終わったのでしょうか。政治家が、足を引っ張ったのが予想されます。
本日のマーケットでは、円＞ドル＞ユーロ。金は、逃避資金と安値拾いで上昇。
円はＮＹ外為で一時９１円前半まで円高が進みました。
３週間前には、スペインの与党幹部の不正資金疑惑もあり南欧が火種となって
います。ギリシャでは、ギリシャ中央銀行の総裁が２０１３年も景気後退が続き、
回復が始まるのは２０１４年になるとして、政府に対し改革路線を維持して国際
支援の条件である財政赤字削減目標を達成するよう促しました。
【JOHN LOBB ジョン・ロブ】
本日のＮＹ金・プラチナ相場は上昇しましたが、円高により日本の金・プラチナ相場
は、大幅下落となりました。昨日、日銀人事で円安方向になっていましたので残念
です。ただし、マーケットは事前に選挙結果の予想は知っていたはずですので、昨
日から本日の為替相場の変動で相当稼いだはずです。恐ろしい世界です。
２０１３．２．２６ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，６５０円/1g プラチナ８５０ ４，１７０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，８７０円/1g プラチナ９００ ４，３４０円/1g
２４金・純金製品 ４，７００円/1g プラチナ1000 ４，７６０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，６６０円/1g K18/Pt850半々 ３，８３０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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