FRBは、連邦公開市場委員会で量的金融緩和の縮小を決めました。
サブプライムローンの破綻に端を発する世界的な金融危機に対応するために始まった金融
緩和。昨年9月には、市場の圧力に押され第3弾の金融緩和・QE3まで行いました。
現在は毎月、長期国債を450億ドル、住宅ローン担保証券・MBSを400億ドル、金融資産
を市場から買入れ、大量のお金を供給しています。個人は家を建て車を買い、企業は設備
投資を増やしやすい環境を作ることが目的ですが、先行き不安から控えられます。余ったお
金は行き場がなく、金・GOLDや円、日米独などの国債が安全資産として買われました。
結果、金・円・国債は高騰しました。金は一時1900ドルを超え、円は民主党の無策と重なり
1ドル70円前半まで進みました。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比41.4ドル安の1トロイオンス1193.6ドル。
プラチナ相場は、前日比24.2ドル安の1トロイオンス1,318.0ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥104.2、1ユーロ¥142.2。
日経平均株価は¥15,779、NYダウは16,179.0ドル。
原油相場はWTIで、前日比0.97ドル高の1バレル98.77ドル。
余剰資金が減少することから、金は下落しました。
プラチナは余剰資金の減少で下落しましたが、景気回復の期待から車の生産増という一番
の需要を意識され、下落幅は金の半分です。
為替市場では、量的にドルが減りますので円安ドル高。
原油は、余剰資金減少よりも景気回復に伴う需要増を見越し上昇しました。
シカゴ穀物市場ではまちまちで、トウモロコシと大豆は上昇、小麦は下落しました。
金は本日、1トロイオンス1200ドルを割りましたが、底値がどこかです。年末の休暇も
始まりますので、短期的にはもう少し下げることが予想されます。
個人的な考えでは、中長期はそんなに悲観的な相場にならないのではと思っています。
現物の魅力はいつの時代にもあり、日本のゼロ金利がサブプライムローンの一因になっ
たように日本の異次元緩和は始まったばかりです。
お得意様からも1Kgのオーダーが入っています。私が底値と思うところで買ってくれと
言われています。金の購入をお考えのお客様はご相談ください。
2013.12.20 貴金属買取相場
18金・K18 3,080円/1g プラチナ850 3,830円/1g
インゴット100g以上 4,100円/1g プラチナ900 3,980円/1g
24金・純金製品 3,970円/1g プラチナ1000 4,360円/1g
14金・K14 2,250円/1g K18/Pt850半々 3,380円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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