ゼロ戦と日本刀
百田尚樹 × 渡部昇一
小説・永遠の0の作者・百田尚樹さんと保守論壇の重鎮・渡部昇一さんの対談から始まり、
お互いの主張を書いています。
百田尚樹
このゼロ戦は、あらゆる意味で日本と日本人を象徴していると思います。資源の乏しい国
がこしらえたゆえに、美しさと表裏一体のもろさをもっている。たとえるとその切れ味は、
日本刀に似ています。美しく強靭でありながら、同時に折れやすい。
紛れもなく当時における世界最高水準の戦闘機で、倍の敵戦闘機と渡り合う戦闘力を有し
ていました。だからこそ、現在でも世界中ににファンがいる。これも日本刀とよく似ています。
マスコミの嘘、いうなれば教育界と左翼メディアが組んで、朝日新聞を読ませる戦略がば
れてしまい、国民の側がついていけなくなったのです。
岸信介首相はいみじくも、安保デモを前に、「私には国民の声なき声が聞こえる」と発言し
ましたが、それはまったく正しかったのです。いくら国会を群衆が取り囲んでも、私の両親
のような大多数の庶民派は、そのような運動にほとんど関心がもてなかったのですから。
サイレント・マジョリティの声を聞くというのは、政治家の大きな資質の一つだと思います。
渡部昇一
「日本が侵略戦争を行った」というのは、東京裁判の検察側プロパガンダ以外の何ものでも
ありません。東京裁判関係以外に、日本を正式に批判した公文書は存在しないのです。
マッカサーもアメリカ上院の公聴会で、「日本が行ったのは自衛戦争だった」と証言していま
す。東京裁判史観をいまだに尊重していることが、いかに意味のないことかがわかります。
百田さんの本は、ちょうど政権に就いた安倍首相の「日本を取り戻す」という志にも平仄が
合っていると思う。これも日本人にとって幸いなことであろう。
百田尚樹
二十世紀の戦争で、実際に宣戦布告をして行った戦争がいくつあるでしょうか。ほとんどあ
りません。戦争は宣戦布告なしに始まるのがむしろ「普通」です。なぜ真珠湾だけ特別視さ
れなければならないのでしょう。
また、アラブとイスラエルは何度も中東戦争をしていますが、宣戦布告は一度もされていま
せん。ベトナム戦争でも、それから二〇〇三年のイラク戦争でも、アメリカは宣戦布告をして
いません。そもそも第二次世界大戦後にアメリカが宣戦布告して戦争をした例はないのです。
零戦の美しさは最高度に繊細な日本刀の美しさに通じる。零戦そのものが日本の武士道の、
二〇世紀に蘇った象徴だったと言っていい。武器と戦闘員が一体となって、一機ごとに敵と
渡り合う、こんな戦いは、もしかすると、もう人類最後の物だったかもしれない。
「永遠の0」と日本人 小川榮太郎 著
零戦は、攻撃力を高めることで防御力を失ったということや当時の政府および軍部の政策の
批判などが印象的でした。映画「永遠の0」のなかでも描かれています。
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