昨年１年間の日本の貿易収支は、１１兆４７４５億円と過去最大の赤字になりました。
貿易赤字はこれで３年連続です。
「３年連続」が鍵です。東日本大震災（２０１１．３．１１）で津波による福島第一原発事故が起
きてから止まっている全国の原子力発電の代わりに増やした火力発電所の燃料である原油
やＬＮＧを余分に買っていることが最大の要因です。
余分な燃料代は年間３兆円超にもなります。ちなみに平成２３年度の一般会計では、防衛費
4.7兆円、公共事業費4.9兆円です。如何に大きな金額かが分かります。
毎年３兆円超の日本の国富が海外に流出しています。いくら円安となり国内産業が輸出を伸
ばそうとがんばっても、生産費の電気代が高ければ相殺されてしまいます。
輸出が伸びていない、円安で国内の原油価格が高騰しているなどテレビでは解説しています
が、最大の要因である余分な燃料費には触れません。
そして、世界は原油やＬＮＧなどの化石燃料、レアメタル、食糧、水は資源獲得戦争として、し
のぎを削っています。安く買いたたくなどできない時代に入っています。
【ゼロ戦と日本刀 百田尚樹 × 渡部昇一】
私たちは「持たざる国」の国民として、いま運転を停止している原発が再稼働できずにいる
ことで、防衛費の総額に匹敵する年間三兆円以上の金が無駄に消えていることを知らな
ければなりません。しかも、余計な出費はさらに膨らむ可能性が大きい。世界の天然ガス
は値上がりの方向に向かっていますし、円安傾向もあります。（渡部昇一）
都知事選でも原発を争点にしたい勢力があります。しかし、先の衆院選と参院選で国民の
審判は下ったはずです。何度選挙しなければならないのでしょうか。
≪２０１２年１２月の衆院選、各党の獲得議席。≫
自民党２９４、民主党５７、日本維新の会５４、公明党３１、みんなの党１８、
未来９、共産８、社民２、大地１、国民１、無所属５。
衆院選では滋賀県嘉田知事が担ぎ出され、日本未来の党は惨敗。即、解党しました。
反原発の旗印は破れました。
≪２０１３年７月の参院選、各党の獲得議席。≫
自民党６５、民主党１７、公明党１１、日本維新の会８、みんなの党８、
共産８、社民１、諸派無所属３。
この２回の国政選挙は、明らかに原発が争点の１つでした。しかも都知事に原発を止める
権限もなければ、東京は電力の最大の消費地です。
都知事選に、自民党、民主党ほかどの党も独自候補を立てられないとは情けないです。
そのような不甲斐なさが、「既に過去の人」が亡霊のように現れる結果となります。
小泉氏は、「原発がなくても日本が成長できるという側と原発がなければ日本が成長でき
ないという側の闘いだ」といいましたが、自らの二番煎じに聞こえてなりません。反原発で
今はくっついた小泉氏と細川氏ですが、国家観も歴史観も全く違う２人が、１つの目的で
一緒にいるに過ぎず、都知事の仕事はそこではない！と思います。
東京外国為替市場では現在、１ドル￥102.3、１ユーロ￥138.0。
金・プラチナ相場は、アメリカは日曜日のため休場。
２０１４．２．３ 貴金属買取相場
１８金・Ｋ１８ ３，１６０円/1g プラチナ８５０ ３，９３０円/1g
インゴット100ｇ以上 ４，１９０円/1g プラチナ９００ ４，０８０円/1g
２４金・純金製品 ４，０６０円/1g プラチナ1000 ４，４７０円/1g
１４金・Ｋ１４ ２，３００円/1g K18/Pt850半々 ３，４７０円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
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