金・プラチナ相場が更に上昇しました。(ECB追加緩和決定)
ECB・欧州中央銀行が量的金融緩和を決定したことで、余剰資金の流入を期待した買いが
優勢になりました。また、為替がドルに対して円安方向に動いたため、円建ての金・プラチナ
相場が高騰しました。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比7.0ドル高の1トロイオンス1300.7ドル。
プラチナ相場は、前日比6.7ドル高の1トロイオンス1,284.0ドル
原油相場はWTIで、前日比1.47ドル安の1バレル46.31ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥118.5、1ユーロ¥134.5、1ユーロ1.134ドル。
為替は、ドル>円>ユーロ。ユーロは特にドルに対して、ユーロ安が進んでいます。
適正相場は、一応1ユーロ1.33ドルと言われています。
日経平均株価は¥17,500、NYダウは17,813.9ドル。
ECBの発表した追加緩和の内容は、
1.今年3月から2016年9月まで、月間600億ユーロ規模で国債などを買い取る。
2、資産買い入れプログラムは加盟国中銀が実施し、ECBが購入を調整する。
3、インフレ目標が達成できなければ、継続もありうる。物価上昇率を厳格に測定。
マーケットはECBの発表後、織り込み済みの反応を見せましたが、(3)の部分を評価し
て上昇の動きとなりました。ECBはリーマンショック後、無期限緩和で南欧の国債の買取
を実施していましたので、今回は追加緩和となります。デフレ懸念が強まるなか、起爆に
なるでしょうか。
ただし今回ECBの発表した緩和策は、日銀の行ったものに比べ市場に与えたインパクト
は弱く、更なる緩和要求がマーケットから出される公算が大きいような気がします。
逆に言えば、日銀の行った「異次元緩和」は度肝を抜き、評価されます。
アメリカは、QE3量的緩和を縮小し金利を上げるタイミングはかっています。為替相場は
マネタリーベースと金利差から、ドル>円・ユーロの方向となります。
金・プラチナ相場は円建てでは高騰していますが、ドル建てでは1300ドル前後ですので、
例え大きく下落しても円安によりそこそこの金額は保たれるでしょう。
2015.1.23 貴金属買取相場
18金・K18 3,930円/1g プラチナ850 4,340円/1g
インゴット100g以上 5,210円/1g プラチナ900 4,510円/1g
24金・純金製品 5,030円/1g プラチナ1000 4,940円/1g
14金・K14 2,860円/1g K18/Pt850半々 4,050円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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