DVDで、「天空の蜂」「日本のいちばん長い日」を見ました。
天空の蜂は東野圭吾さん原作(1995年)で、福島原発事故の15年も前に書かれています。
原発行政に疑問を投げかけ、反原発派の欺瞞、人間の流されやすさなどが描かれています。
見る前は、どうせ反原発の映画と思っていましたが違いました。原発行政の危うさだけでなく、
反原発派の正体も少しですが描かれ、中立性を感じました。
事故が起これば大規模な対策が必要な原子力発電所が、福島原発事故の前まで丸腰の警
備員しかいなかった体制を常々不安に思っていました。日本以外の国では当然軍が警備し、
化学班が常駐しています。
青山繁晴さんなどの進言で、やっと自動小銃くらいは携帯したようですが、性善説に基づく警
備では心もとないです。テロリストよりも警官の銃の口径の方が、小さい国ですから。
映画の中でも、警官が刃物を持ったテロリストに足にしか銃を撃てない場面があります。その
後、刺殺されてしまいます。
「日本のいちばん長い日」(1967年)のリメイク版ができると知った時は、映画館で見ようと
思っていましたが、映画監督のインタビューを聞いて止めました。
正に東京裁判史観に毒された思想にお金を出したくなかったからです。何が何でも東条英機
を悪者にしたい意図がはっきりしており、事実でない場面が多くあります。
東條英機とヒットラーが同列で、陸軍が悪く海軍は悪くない、など戦後の幻想に浸っています。
ここまでひどい映画も珍しいです。
クライマックスの陸相・阿南惟幾の切腹のシーン。役所広司さんが、大根になります。
映画「最後の忠臣蔵」での壮絶で恐ろしい切腹シーンと比べると別人です。役者を生かすも殺
すも監督次第なのでしょう。
もちろん1967年版の三船敏郎さんの演じた阿南惟幾の切腹とは、比較になりませんでした。
戦後、このようにウソが事実のように浸透し、日本の戦争の意義が失われてきたのでしょう。
日本が戦わなければ、未だにアジアもアフリカも欧米の植民地だったでしょう。歴史は勝者に
よって作られる。それに便乗する敗戦利得者。これを覆すのが、戦後レジームの脱却です。
弱者や被害者でいることで有利な立場になろうとするのは卑怯と考え、誇りを何より大切にす
るのが本来の大和民族・日本人です。
正論 2015.10月号 映画「日本のいちばん長い日」の悪質な歴史改竄 潮匡人著
原作にないセリフを創作し、あたかも史実であるかのように描く。原田監督はパシフィズム
(反戦平和主義)に前頭葉が侵されている。
大多数の観客が史実と勘違いする以上、問題があると思う。「演出」なら、どう創作しても許さ
れるのか。それは歴史への冒涜ではないのか。強い違和感を禁じ得ない。
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