宝石の豆知識 27、ピンクダイヤモンド
ダイヤモンドは通常、無色透明なほど高価で、Dカラーが最高とされます。無色透明
から少しづつ黄色味を帯び、黄色から茶色になるにつれ価格は下落します。
ダイヤモンド4C カラーグレード
D・E・F G・H・I・J K・L・M N(アンダーN)・・・・・
Colorless Near colorless Faint Yellow Very Light Yellow
この通常の色彩から外れ、赤・ピンク・青・緑などは別物となり、格段に値段が上がり
ます。それだけ希少性が高く、大きくてきれいなものは見ることはありません。
”きれい”で”希少性が高い”ことが、宝石の要件です。
鑑定書でどんなに「ピンクダイヤモンド」と書かれていても、肉眼できれいでなければ
高い値段は付きません。
また、ピンクダイヤモンドと言っても一色ではなく、色相が赤系なのかオレンジ系なのか
紫系かブラウン系かでも価格に大きく差が出ます。ブラウン系のピンクダイヤはあまり
きれいではなく、高価ではありません。
地の色が濃いのか薄いのかも当然大きく関係し、鑑定書では、「Vixid」や「Fancy」、
「Light」などで評価されます。上画は、ライトピンクで評価されます。
ピンクを超えて赤は小さくても見ることはありません。1カラットで博物館行きです。
価格も1億円を超えていきます。
ブルーダイヤモンドでは、「ホープダイヤモンド」が有名です。現在スミソニアン博物
館のひとつである国立自然史博物館に所蔵され、所有者を次々に不幸にする呪い
の宝石とされます。
画像のセンター石のように、小さなピンクダイヤは珍しくありません。実物はしっかり
としたピンク色が表されています。なかなか画像では、表せませんが。
逆に、0.3ctを超えるようなものは色が薄いか、透明度が著しく悪いものが多いです。
それほど、ないということです。
ピンクダイヤモンドを描いた映画としては、レオナルド・ディカプリオ主演の
「ブラッド・ダイヤモンド」があります。
1粒の大きなピンクダイヤモンドを巡り、人、お金、戦争、貧困を描き、ダイヤモンド
の流通の闇にスポットを当てています。我々、ダイヤモンドに少しでも関わる者に考
えさせられる作品です。
ピンクダイヤやブルーダイヤでよく見る”どぎつい”色のものは、人工的に加色された
トリートメントダイヤモンド(Treatment)です。天然の色にない、どぎつい物です。
放射線で加工されるそうです。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比18.1ドル安の1トロイオンス1341.9ドル。
プラチナ相場は、前日比0.6ドル高の1トロイオンス931.4ドル。
原油相場はWTIで、前日比0.25ドル高の1バレル67.07ドル。
東京外国為替市場では現在、1ドル¥107.4、1ユーロ¥132.4。
日経平均株価は¥21,849、NYダウは24,483.0ドル。
長期金利は、0.035%。
2018.4.13 貴金属買取相場
18金・K18 3,660円/1g プラチナ850 2,880円/1g
インゴット100g以上 4,850円/1g プラチナ900 2,990円/1g
24金・純金製品 4,710円/1g プラチナ1000 3,280円/1g
14金・K14 2,670円/1g K18/Pt850半々 3,210円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
手数料や分析料、鑑定料は、もちろん無料です。
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