ネットは社会を分断しない
田中辰雄 浜屋敏 共著
本書はこの悲観論が事実かどうか、すなわちネットによって社会が分断されるかどうかを
調べたものである。そのために10万人規模のアンケート調査を行った。そこで得られた結
果は予想に反し、悲観論を否定するものだった。すなわち、ネットは社会を分断しない。
むしろ相互理解を進めている可能性すらある。P4
ネットで見える世論は保守・リベラルどちらかに偏った意見が過剰に代表されており、真
ん中のサイレントマジョリティーの声を代表していない。ネットを見ていると人々は激し
く対立し、世の中が分断されているように感じる。しかし、それは一部の極端な人の意見
しか現れないというネットの特性のためであり、実際には分断は起きていない。人々は多
様な意見に触れてむしろ穏健化しているのであり、民主主義にとって良い方向に動いてい
る。ネットで見える世論を真の世論と思ってはならない。P232
著者の調査では、ネットの書き込みの半数はヘビーライターであり、0.23%を占めるだけ
の存在。そしてその”0.23%”は強い政治的意見をもっており、分極化された人。残りの
99.77%の多くの人が分極化されていないというものでした。
ネットは社会を分断しないという結論は賛同できましたが、要所要所で疑問を持ったり否
定的な意見になりました。アンケートの数字はいろいろな意味を持ち、聞き方によっても
解釈によっても変わります。
社会を分断しているのは、ネットではなく既存メディアでしょう。既得権益と言ってもい
いと思います。自らと違う意見は封殺し、訴訟という手も使います。スラップ訴訟。
ネットも最近は、ツイッターやフェイスブックでおかしな動きがあります。組織的な働き
かけで、自分たちの反対の意見の者をアカウント停止に追い込みます。
言論の自由を叫ぶ者が他者の意見は封殺し、表現の自由の元アートを語りヘイトを繰り返
します。
正月休みを頂いています。ネットでニュースをチェックしていましたら、昨日は芸能人や
スポーツ選手のめでたいニュースが多かったです。
相武紗季が第2子を妊娠
中村橋之助が元芸妓と交際
西野カナが第1子を妊娠
交際中のケンコバ 年内結婚か
霜降り粗品 タレントと交際
狩野英孝 一般女性と再婚へ
武田真治がモデルと結婚へ
岡井千聖 競輪選手と結婚へ
西武野田&声優佳村はるか結婚
桐生祥秀 一般女性と結婚発表\
2020.1.2
3日までお休みです。