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日本が世界第一位、ハーバード大「経済の複雑性ランキング」に見る各国経済のダイナミズム
ネットの記事に、久々にいいものがありました。アンプというサイトで、ハーバード大学
グロースラボが作成している「経済の複雑性・世界ランキング」を紹介していました。
このランキングは、世界各国の輸出データをまとめ、産業ごとの複雑性を評価し、総合複
雑性を順位付けしたもの。複雑性が高いほど高付加価値産業を有し、産業の多様化が進ん
でいることを示している。とあります。
各国ごとにどのような国にどのような物を輸出しているかを点数化したもので、悪い例で
オーストラリアを挙げています。オーストラリアの輸出は天然資源に大きく依存し、貿易
の3分の1を中国に依存しており、産業と貿易相手国の両面においてリスクヘッジができて
いない。複雑性指数は-0.60と世界133ヶ国中93位。オーストラリアの中央銀行RBAが
2019年6月に公表した分析レポートでは、中国のGDPが5%下がった場合オーストラリア
のGDPは2.5%縮小する可能性を指摘。
こういった面があるので、オーストラリアとの軍事関係は難しいものになります。オース
トラリアは二大政党政治で、自由党と労働党。労働党政権の時に日本の潜水艦技術が中国
に漏洩する可能性があるのです。
その他、中国、ルワンダ、エストニアの解説がありました。
1位は日本で、複雑性指数は2.28。2位スイス、3位韓国、4位ドイツ、5位シンガポール、
6位チェコ、7位オーストリア、8位フィンランド、9位スウェーデン、10位ハンガリー。
同ランキングから見える日本の強みは複雑性が高い産業を多数有していること。(略)
さまざまな分野で高付加価値の製品・サービスを輸出できていることを示しているが、
これは同時に貿易戦争関連のリスクを下げたり、特定市場の低迷による影響を他の分野
でカバーできる能力の高さを示す指標としても見ることができる。(記事より)
もう1つよかったのは、ヤフーニュースのコメントでした。
「複雑なほど経済成長とか景気とかも一つや二つの変化ですぐには上下しないようになっ
ている。」
「耕作地率が低く資源も無い国では複雑性を増さざるをえない。結局それがリスク回避
にも繋がる。試練が産んだ底力ともいえる。」
日本は、車や電化製品だけでなく医療カメラやMRなどの医療分野から特殊な鉄鋼など
様々なものを輸出しています。半導体は韓国に押されましたが、昨年の日本の経済制裁
で明らかになったように部品や主要部材は日本が供給しています。日本の重要な輸出商
材が、この生産部材です。アイフォンの4割が日本製と言われます。ネジ1本が、メイド
インジャパンの肝です。
また日本の輸出に大きく抜けているのは、軍事部門です。三菱重工業や川崎重工業など
もお客さんが自衛隊だけでは採算が悪くなります。武器輸出緩和を利用して、この部門
の強化を図るべきです。
本日の金相場は、NY商品取引所で前日比0.52ドル安の1バレル59.04ドル。
プラチナ相場は、前日比13.8ドル高の1トロイオンス981.7ドル。
原油相場はWTIで、前日比0.52ドル安の1バレル59.04ドル。
NY外国為替市場の終値は、1ドル¥109.4、1ユーロ¥121.7。
NYダウは28,823.7ドル。
昨日の日経平均株価の終値は¥23,850、長期金利は、-0.005%。
2020.1.11 貴金属買取相場
18金・K18 4,410円/1g
インゴット100g以上 5,840円/1g
24金・純金製品 5,660円/1g
14金・K14 3,210円/1g
プラチナ850 3,080円/1g
プラチナ900 3,200円/1g
プラチナ1000 3,520円/1g
K18/Pt850半々 3,670円/1g
上記相場価格×重さ=お買取価格
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