日本書紀(上) 全現代語訳
宇治谷 孟 著
時間がかかりましたがやっと読み終わりました。今年は、日本書紀編纂1300年の年にあた
ります。日本書紀は、我が国最古の正史です。養老4年(720年)に完成し、全30巻系図1巻
が付属。古事記とともに記紀と称されます。帝紀など記紀以前の書物は、現存しません。
宇佐市や大分県に書かれていたところを抜粋しました。
天皇は命じて、海人に椎竿(しいさお)の先を差出し、つかまわせて船の中に引き入れ、水
先案内とされた。そこで特に名を賜って椎根津彦とされた。これが倭値(やまとのあたい)
らの先祖である。筑紫の国の宇佐についた。すると宇佐の国造の先祖で宇佐津彦・宇佐津姫
という者があった。宇佐の川のほとりに、足一つあがりの宮(川の中へ片側を入れ、もう一
方は川岸へかけて構えられた宮)を造っておもてなしをした。このときに宇佐津姫を侍臣の
天種子命(あまのたねのみこと)に娶あわされた。天種子命は中臣氏の先祖である。P92
冬十月、碩田国(おおきたのくに・大分県)に着かれた。その地形は広く大きく美しい。
よって碩田と名づけた。P156
古事記を読んでいたので割と読めました。最も興味深かったのは、日本書紀では朝鮮半島統治
のことが長く、またこと細やかに書かれていたことでした。神功皇后の三韓征伐から、その
後続く統治の模様。
それ故新羅王は、常に沢山の船で、貢を日本に送っているのである。高麗、百済二国の王は、
新羅が地図や戸籍も差出して、日本に送ったと聞いて、その勢力を伺い、とても勝つことが
できないことを知って、陣の外に出て頭を下げて、「今後は永く西番(西の未開の地)と称
して、朝貢を絶やしません」といった。それで内官家屯倉(うちつみやけ)を定めた。これ
がいわゆる三韓である。P192
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