【質屋の暖簾】
今日日、暖簾の掛かっていない質屋は当店を含め多いものです。以前から作りたかった
暖簾を新調しました。やっぱりいいですね。丸質。定番です。
質屋の備品の業者さんと話していますと、ふと思い出しました。「できますよ」っと。
昔は在庫を持っていたようですが、今はないとのことで制作してもらいました。屋号を
入れてもらい、本日到着。当然、神様に供えてから店先に掛けます。
制作中に掛ける場所と掛ける道具を用意します。暖簾を通す棒は、杉に柿渋を添布した
ものです。それを掛けるのは、床の間用の折れ釘を取り寄せました。それを器用な友人
にレベルをとってもらい打ち込み、掛けました。なかなかかっこよく、満足しています。
【質屋の暖簾】
暖簾（のれん）とは、店先あるいは部屋の境界に日よけや目隠しなどのために吊り下げ
る布。通常、複数の布（縁起を担いで奇数枚が多い）の上部を縫い合わせ、下部はその
まま垂れとし、上端に乳（ち）という輪状の布をつけて竹竿を通し出入口などに掛ける。
商店の入り口などに営業中を示すため掲げられ、屋号・商号や家紋などが染め抜かれ
（印染：しるしぞめ）ていることも多い。Wikipedia
質屋の歴史は鎌倉時代からといわれます。実際には世界中で、お金のという存在ができ
ると必然的に需要と供給が生まれ、信用が担保にならない時代には物（人を含む）が融
資の条件でした。時代により呼び名は違っても、質屋の誕生です。
平安 借上（かしあげ）。宋銭が流通し始める。
鎌倉・室町・江戸前期 土倉（どそう、とくら、つちくら）。
江戸中期以降 質屋
質屋はお金を扱いますので、ドラマや映画などでは「越後屋」というような悪者に描か
れますが、実際は今と同じように身近な存在として重宝されました。江戸では、人口比
で現在よりも多かったそうです。
暖簾の掛かっている商売としては、質屋、銭湯（湯）ほか、寿司屋、ラーメン屋、蕎麦
屋、うどん屋などの飲食店が思い浮かびました。
暖簾は単なる布ではなく、抽象的な意味を持ちます。「暖簾を受け継ぐ」「暖簾分け」
「暖簾をたたむ」「暖簾を下ろす」。つまり店そのものや営業を表すものです。
暖簾を受け継ぐは事業承継であり、暖簾分けは店員が自立する際に同じ屋号の使用を認
めること、暖簾をたたむや暖簾を下ろすは廃業閉店です。商売人にとって暖簾は重く、
大事なものです。これからも暖簾を守っていきたいです。
本日の金相場は、ＮＹ商品取引所で前日比21.9ドル高の1トロイオンス1753.0ドル。
プラチナ相場は、前日比15.1ドル高の1トロイオンス827.3ドル。
原油相場はWTIで、前日比0.91ドル高の1バレル39.75ドル。
ＮＹダウの終値は、前日比208.6ドル安の25,871.4ドル。
ＮＹ外国為替市場では、１ドル￥106.8、１ユーロ￥119.3。
昨日の日経平均株価の終値は￥22,478、長期金利は、0.010％。
2020.6.20（土） 貴金属買取相場
18金・K18 4,760円/1g
インゴット100ｇ以上 6,120円/1g
24金・純金製品 6,120円/1g
14金・K14 3,480円/1g
プラチナ850 2,500円/1g
プラチナ900 2,600円/1g
プラチナ1000 2,860円/1g
K18/Pt850半々 3,560円/1g
上記相場価格×重さ＝お買取価格
手数料や分析料鑑定料は、もちろん無料です。
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